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歯科総合口腔医療学教室

歯科総合口腔医療学教室

スタッフ紹介

教育重点及び概要

 口腔の健康とは「口腔に疾病がないというだけではなく、口腔が機能的で、それにより社会的および心理的にも良好な状態(Locker D.1988)」とされている。 歯科・口腔外科が取り扱う機能には、咀嚼・嚥下などの摂食機能、構音機能、味覚等の感覚機能などがあり、生命の維持に必要不可欠な機能が含まれる。 取り扱う疾患は、顎骨腫瘍・嚢胞、炎症、口腔がん、顎関節疾患、睡眠時無呼吸症候群、口腔外傷、口腔粘膜疾患、味覚異常、唾液腺疾患など多岐にわたり、 埋伏歯の抜歯や全身疾患により近隣の歯科医院では対応困難な抜歯にも対応している。
 また世界中で最も罹患率が高い感染症とされている歯周病は、心臓疾患・脳血管疾患、糖尿病、早産・低体重児出産、関節炎、腎炎、骨粗鬆症など全身に 影響を及ぼすと言われており、これらの治療および予防に努めている。特に生命に関わる重大な疾患である誤嚥性肺炎の予防には口腔のケアが非常に重要である。
 歯科総合口腔医療学では、顎口腔領域の解剖・機能といった基本的知識を成書やスライドで習得し、臨床実習では一般歯科・口腔外科診療の見学、 手術への参加を行い、口腔領域の疾患に対する診断・治療について知識を習得する。また外来および病棟での口腔ケアの見学を行い、全身疾患に対する 口腔機能管理の重要性について理解するだけでなく、NSTやRSTのカンファレンスやラウンドに参加することによりチーム医療における歯科・口腔外科の役割について 理解を深める。

研究分野及び主要研究テーマ

 顎関節疾患、睡眠時無呼吸症候群、鼻咽腔閉鎖不全症、構音障害、口腔粘膜疾患といった顎口腔機能に関する臨床研究を行い、また口腔環境が誤嚥性肺炎や 周術期の合併症に及ぼす影響に関する臨床研究を行う。

主要研究テーマ

〇顎関節疾患に対する治療の効果
〇睡眠時無呼吸症候群に対する歯科的治療の効果
〇がん治療などに伴う合併症(口内炎、口腔乾燥症、口腔粘膜疾患)に対する口腔がん支持療法の効果
〇誤嚥性肺炎に対する口腔機能管理の効果
〇周術期合併症に対する口腔機能管理の効果
〇気管挿管・抜管操時の歯牙や補綴物の脱落を防止する口腔保護装置の効果