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ディプロマ・カリキュラム・アドミッション・
アセスメント・ポリシー

  • 2024年度以降の入学生より適用
  • 2023年度以前の入学生まで適用

医学部 医学科
卒業認定・学位授与に関する方針
(ディプロマ・ポリシー)

建学の理念の下、「良医」を育成する卒業時の到達目標(卒業時コンピテンス)を設定し、この目標が達成できるように6年間の教育課程を編成している。この教育課程について学則に定める所定の授業科目の単位を全て修得し、かつ卒業試験に合格した者を卒業と認定し、学士(医学)の学位を授与する。

卒業時到達目標(卒業時コンピテンス)

「医師になるための基本的な資質・能力」

  1. 生命に対する尊厳を理解し、他者に対して敬意と共感を持ち、診療においてそれを実践できる。そのために、心身を適切に管理し、自己省察の能力を身につけ、生涯にわたって資質の向上を図り、他の医療従事者と共に研鑽しながら、学び続けることができる。(プロフェッショナリズム、生涯にわたって共に学ぶ姿勢)
  2. 医療人として医療・保健・福祉・介護など患者・家族に関わることになる多様な人々と円滑な人間関係を築くことができる。医学・医療の現場で適切にコミュニケーションし、安全かつ質の高い医療を実践することができる。(コミュニケーション能力、多職種連携能力)
  3. 「医学知識と医療技術の修得」

  4. 発展する現代医学に対応して、高度な医療を理解する能力を持つ。そのために、土台となる基礎医学を正確に理解し、行動科学、臨床医学、社会医学などの多様な分野に応用する能力を身につけ、情報化社会の進展に対応して医学・医療に新技術を活用できる。(情報・科学技術を活かす能力)
  5. 患者個人の苦痛や不安感に配慮し、確実で信頼される診療を実践できる。患者に対して思いやりと敬意を示し、その心理社会的背景なども考慮し、患者個人とその家族、地域社会のウェルビーイングを目指すことができる。(総合的に患者・生活者をみる姿勢、患者ケアのための診療技能)
  6. 「社会への貢献」

  7. 医療の現状と課題・貢献の意義を理解し、保健・医療・福祉の資源を活用して、住民の疾病予防と健康増進に努めることができる。また、必要な外国語表現力を身につけ、国際的なコミュニケーションを取ることができる。(社会における医療の役割の理解)
  8. 「高い問題解決能力」

  9. 基礎医学、臨床医学、及び社会医学における研究の意義を正しく理解し、科学的思考を基に学術・研究活動に勤しむことができる。同時に、根拠に基づいた医療を基盤として、科学的判断能力を発揮して問題に適切に対応できる。(科学的探究、専門知識に基づいた問題解決能力)

教育課程の編成及び実施に関する方針
(カリキュラム・ポリシー)

卒業認定・学位授与に関する方針に設定している卒業時の到達目標(卒業時コンピテンス)が達成できるように、以下の方針の下、初年次教育・教養教育・医学専門教育からなる6年一貫の教育課程を編成し実施する。学生評価方法(アセスメント・ポリシー)を合わせて定める。

「医師になるための基本的な資質・能力」

  1. 心身を適切に管理し、医師にふさわしいプロフェッショナリズム、他者への共感や他者との協働、自己省察力、医療者への教育力を身につけるための教育を行う。 初年次から医学概論や臨床実習を継続的に行うことにより、医師としての生涯教育を開始する。これらの修得状況は実習態度・レポート・発表・試験により評価する。(プロフェッショナリズム、生涯にわたって共に学ぶ姿勢)
  2. 学年の枠を超えて少人数のグループを編成することにより、能動的・自発的な学修を促し、コミュニケーション能力の基盤となる語学力を鍛える。低学年における早期体験実習・看護実習からシミュレーション実習と診療参加型臨床実習に至るまで、首尾一貫したカリキュラムを編成する。これらの修得状況は、提出レポートや学生による成果発表により評価する他、OSCEによる実技試験、教員による口頭試験と筆記試験により継続的に評価する。(コミュニケーション能力、多職種連携能力)
  3. 「医学知識と医療技術の修得」

  4. 日本の医師養成内容や過程を示した医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠し、器官・機能系統別に基礎医学と臨床医学を統合したカリキュラムを編成する。最新の情報・科学技術による問題解決能力や医療への活用能力を育成するためのカリキュラムを編成する。これらの修得状況は、正確な知識の積み重ねや応用力について、主に各学年の筆記試験により評価する。(情報・科学技術を活かす能力)
  5. 医の倫理や心理学、行動科学、プライマリー・ケア、根拠に基づいた医療(EBM)を重視するカリキュラムを編成する。臨床実習では健康問題に対する包括的アプローチに関する教育を行う。これらの修得状況は、筆記試験や、医療チームを構成する様々な分野により継続的に達成度を評価する。(総合的に患者・生活者をみる姿勢、患者ケアのための診療技能)
  6. 「社会への貢献」

  7. 地域医療を担う医師養成に対応するために、地域医療教育を重視し、公衆衛生学・疫学を包含するカリキュラムを編成する。また、国際社会における医療の現状と課題を理解し、対応するための講義のほか、国際的な医療現場への対応を可能とする英語教育を継続的に行う。これらの修得状況は、実習態度・レポート・口頭試験・試験により評価する。(社会における医療の役割の理解)
  8. 「高い問題解決能力」

  9. 医学における科学研究の意義を学修するため、学生自らが主体的に研究実習を行う。科学的に未解決な問題を自ら発見し、その解決方法を探究すると同時に、専門知識に基づき、様々な情報を論理的・批判的に思考し解決を図る教育を行う。これらの修得状況は、各学年の筆記試験や実習における態度、教員や学生間の討論、レポートや発表により評価する。(科学的探究、専門知識に基づいた問題解決能力)

入学者の受入れに関する方針
(アドミッション・ポリシー)

川崎医科大学は、建学の理念に基づき、社会の要請に応え得る有能な医師を養成することを目的として定め、その達成のために教育目標及び卒業認定・学位授与に関する方針に示す医学部卒業時の到達目標を掲げて、「良医」を育成する教育を行っている。
 本学で学ぶために必要な以下の資質と姿勢を備え、さらに、これらを入学後も知的好奇心をもって主体的に発展させることのできる人材を受け入れる。

求める人材像

  1. 意志と情熱
     地域社会に関心を持ち、医学・医療を通して、そこで生活する人々の健康と福祉に貢献する強い意志と情熱を有する。
     国内外の医療に関心を持ち、広い視野から人々の健康と福祉に関わろうとする姿勢を有する。
  2. 共感と協調
     他者の尊厳を尊重し、他者の「こころ」や「痛み」に共感できる思いやりと優しさをもって行動できる。
     他者と良好な関係を築き、協働するための基本的なコミュニケーション能力を有する。
     チーム内に生ずる困難に対して、誠実かつ柔軟に対処する姿勢を有する。
     自らの考えを簡潔に分かりやすく伝えることができる。
  3. 自律と継続
     自らの健康を維持管理し、規則正しい生活ができる。
     他者の意見を素直に聞く姿勢を有し、自らの向上につなげることができる。
     社会規範を守り、また、礼節をもって他者に信頼される行いができる。
  4. 知識と技能
     基礎的な知識と技能を幅広く体系的に修得している。
     自らの知識と技能を持続的に発展させることができる学習能力を有する。
  5. 論理的思考力と課題解決力
     未知の課題にチャレンジするとともに、筋道を立てながら解決しようとする姿勢を有する。
     課題解決のプロセスや結果を的確に発信するための基本的な表現力を有する。

入学までに求める学習成果

高校で履修するいずれの科目においても、知的好奇心をもって積極的に学習し、体系的な知識と確かな応用力及び自律的な学習能力を身につけていることを求める。さらに、多様な人々との協働による学習経験や活動経験を有し、その中で培われた対応力・文章力を含むコミュニケーション能力を身につけていることを求める。

入学者選抜方針

 本学の求める人材像に適合し、入学までに求める学習成果を身につけた人材を選抜するため、総合型選抜(中国・四国地域出身者枠、霧島市地域枠、特定診療科専攻枠)、学校推薦型選抜(附属高等学校)、一般選抜、地域枠選抜(岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠)を実施する。
 総合型選抜(中国・四国地域出身者枠、霧島市地域枠)及び地域枠選抜(岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠)では、地域医療に意欲のある者を選抜する。
 総合型選抜(特定診療科専攻枠)では、本学が指定する診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)の医師として社会に貢献したいという意欲と資質のある者を選抜する。
 総合型選抜(中国・四国地域出身者枠、霧島市地域枠、特定診療科専攻枠)では、一次合格者は総合適性試験で判定し、二次合格者は総合適性試験、小論文、面接、調査書等を多面的・総合的に評価し判定する。
 学校推薦型選抜(附属高等学校)では、適性試験、小論文、面接、調査書等を多面的・総合的に評価し判定する。
 一般選抜、地域枠選抜(岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠)では、一次合格者は学力試験で判定し、二次合格者は学力試験、小論文、面接、調査書等を多面的・総合的に評価し判定する。

<学力に関する試験>

総合型選抜(中国・四国地域出身者枠、霧島市地域枠、特定診療科専攻枠):
理数系及び語学系の基礎学力と総合読解力や論理力、人文社会を含めた幅広い教養を有していることを見極めるために総合適性試験を行う。
学校推薦型選抜(附属高等学校):
基礎知識を体系的に理解し、応用力を有していることを見極めるために適性試験を行う。
一般選抜:
医学を学ぶ上で基盤となる体系的な知識と確かな応用力を見極めるため、英語、数学、理科の学力試験を行う。英語ではコミュニケーションに必要な知識、読解力、表現力を、数学では論理的、数量的な思考能力を、理科では自然・生命の仕組みに関する十分な知識と科学的思考力を中心に評価する。
地域枠選抜(岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠):
医学を学ぶ上で基盤となる体系的な知識と確かな応用力を見極めるため、英語、数学、理科の学力試験を行う。英語ではコミュニケーションに必要な知識、読解力、表現力を、数学では論理的、数量的な思考能力を、理科では自然・生命の仕組みに関する十分な知識と科学的思考力を中心に評価する。

<小論文>

文章を読み、その内容を的確に読み取り、必要に応じて要約や詳述をする能力、また、論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめる能力を評価する。

<面接>

医学を学ぶ意欲、積極性及び自律性を有することを確認し、コミュニケーション能力、社会に向き合う態度、協調性、他者を尊重する姿勢、本学を志望した理由、自己PRなどで医学を学ぶ者としての適性を見極め評価する。
 総合型選抜(中国・四国地域出身者枠、霧島市地域枠)及び地域枠選抜(岡山県地域枠、静岡県地域枠、長崎県地域枠)を志望する者に対しては、将来、地域医療に従事する意欲を有することを確認する。
 総合型選抜(特定診療科専攻枠)を志望する者に対しては、本学が指定する診療科(救急科、総合診療科、麻酔・集中治療科)の診療に従事する意欲と適性を有することを確認する。

<調査書>

高校における学習成果、学修態度、課外活動などを確認する。

成績評価・学修成果に関する方針
(川崎医科大学アセスメント・ポリシー)

本方針は、「川崎医科大学の内部質保証の方針」の下に、3つのポリシーに基づく学修成果・教育成果を測定し検証するための視点・評価基準・方法を定めたものである。この方針はすべての教員に共有され、授業改善を通して学修成果・教育成果を高めて教育目標を質高く達成することを目的とする。

  1. 成績評価・学修成果は、入学者選抜から卒業判定まで、卒業認定・学位授与方針に示された基準を達成できるように、一貫性のある評価とする。(達成すべき質的水準)
  2. 授業科目の成績評価は、「成績評価基準、成績開示方法及びGPA制度に関する規程」に則って厳正に行うものとする。(授業科目レベルでの評価の実施方法)
  3. 教育課程レベルの学修成果は、入学者の学力の検証や各学年終了時・卒業時の通算成績(通算GPA)の分布状況の検証を基本とし、進級率・卒業率や医師国家試験の合格状況、学修行動調査、卒業時アンケート、卒業生アンケート等、直接評価・間接評価により包括的に行うものとする。(教育課程レベルでの評価の実施方法)
  4. 各科目並びに全科目の成績評価に対する信頼性を向上させるために、各科目の成績分布と平均点を検証し、科目間の成績評価の平準化に努めるものとする。(科目間の平準化)
  5. 学修成果の検証結果は、授業内容・教育内容・教育手法の改善のために年度毎及び定期的にフィードバックされ、継続的に教育の質向上に活かすものとする。(質向上に向けた活用)
  6. 学修成果に関するより有効な評価方法・指標の開発を目指すものとする。(評価手法・指標の開発)
  7. 学修成果の検証は、自己点検・評価委員会、IR室、教務委員会、医学教育センター、入学センターが連携して行うものとする。(検証実施体制)
  8. 各授業科目の評点を算出するための方法は別途定める。

下記の「川崎医科大学の教育目標を達成するための3つのポリシーとPDCAサイクルの概念図」は、本方針と不可分で一体なものとする。

卒業認定・学位授与に関する方針
(ディプロマ・ポリシー)

建学の理念のもと、「良医」を育成する卒業時の到達目標(卒業時コンピテンス)を設定し、この目標が到達できるように6年間の教育課程を編成している。この教育課程について学則に定める所定の授業科目の単位をすべて修得し、かつ卒業試験に合格した者を卒業と認定し、学士(医学)の学位を授与する。

卒業時到達目標(卒業時コンピテンス)

「医師になるための基本的な資質」

  1. 生命に対する尊厳と、他者に対する敬意と共感を持って診療できる。そのために心身を適切に管理し、自己評価の能力を身につけ、生涯にわたり資質の向上を図ることができる。(プロフェッショナリズム)
  2. 医療人として多様な人々と円滑な人間関係を築き、医学・医療の現場で適切にコミュニケーションができる。(コミュニケーション能力)
  3. 「専門的な医学知識と医療技術」

  4. 発展する現代医学に対応して、高度な医療を理解することができる。そのためには土台となる基礎医学を正しく理解し、行動科学、臨床医学、社会医学に多様性をもって応用することができる。(医学と関連領域の知識)
  5. 患者に対して思いやりと敬意を示し、患者個人を尊重した適切で効果的な診療を実践することができる。(医療の実践)
  6. 「地域社会と国際社会への貢献」

  7. 保健・医療・福祉の資源を活用し、住民の疾病予防と健康増進に努めることができる。国際社会における医療の現状と課題を理解し、国際医療への貢献の意義が理解できる。(グローバル化する地域社会及び国際社会への貢献)
  8. 「高い問題対応能力」

  9. 基礎医学、臨床医学、及び社会医学における研究の意義を正しく理解することができる。同時に、医療統計学を修得した上で科学的判断能力を発揮し、問題に適切に対応できる。(研究マインドの育成)

教育課程の編成及び実施に関する方針
(カリキュラム・ポリシー)

卒業認定・学位授与に関する方針に設定している卒業時の到達目標(卒業時コンピテンス)が達成できるように、以下の方針のもと、初年次教育・教養教育・医学専門教育からなる6年一貫の教育課程を編成し実施する。

「医師になるための基本的な資質」

  1. 心身を適切に管理でき、医師にふさわしいプロフェッショナリズムを身につけるための教育を行う。初年次から医学概論や臨床実習を行うことにより、医師としての生涯教育を開始する。臨床実習における態度・レポートや発表により評価する。(プロフェッショナリズム)
  2. 医科学や医療をグローバルな視点で捉えるための基盤となる語学力(英語・日本語)やコミュニケーション能力を修得する。複数学年で小グループを編成することにより自発的な学修を促す。学修成果の評価は、提出レポートや学生による成果発表により行われるほか、TOEIC等の外部テストを導入して継続的な成長を測定する。(コミュニケーション能力)
  3. 「専門的な医学知識と医療技術」

  4. 日本の医師養成内容や過程を示した医学教育モデル・コア・カリキュラムに準拠し、器官・機能系統別に基礎医学と臨床医学を統合したカリキュラムを編成する。正確な知識の積み重ねや応用力を主に各学年の筆記試験により評価する。(医学と関連領域の知識)
  5. 医学知識や診療技能の修得、及び医の倫理や多職種連携によるチーム医療を修得するために、診療参加型臨床実習を重視するカリキュラムを編成する。これらの修得状況の評価は、筆記試験や OSCE による実技試験によって行われるほか、積極的な学修態度の評価を臨床各科による Mini-CEX、教員による口頭試験や医療チームにより継続的に行う。(医療の実践)
  6. 「地域社会と国際社会への貢献」

  7. 地域医療を担う医師養成に対応するため、1年次から地域医療教育を重視し、小グループによる学外実習を継続的に行う。国際社会における医療の現状と課題を理解するための講義、並びに英語教育を継続的に行う。実習態度・レポート・口頭試験・試験により評価する。(グローバル化する社会及び国際社会への貢献)
  8. 「高い問題対応能力」

  9. 医学における科学研究の意義を学修するため、学生自らが主体的に研究実習を行う。科学的に未解決な問題を自ら発見し、その解決方法を探求すると同時に、様々な情報を論理的・批判的に思考できる教育を行う。実習における態度、教員や学生間の討論、レポートや発表により評価する。(研究マインドの育成)

入学者の受入れに関する方針
(アドミッション・ポリシー)

川崎医科大学は、建学の理念に基づいて、社会の要請にこたえ得る有能な医師を養成することを目的としている。この目的を達成するために教育目標及び卒業認定・学位授与に関する方針に示す医学部卒業時の到達目標を掲げて、「良医」を育成する教育を行っている。
 本学で学ぶために必要な以下の資質と姿勢を備え、さらに、これらを入学後も知的好奇心をもって主体的に発展させることのできる人材を受け入れる。

求める人材像

  1. 意志と情熱
     地域社会に関心を持ち、医学・医療を通して、そこで生活する人々の健康と福祉に貢献する強い意
     志と情熱を有する。
     国内外の医療に関心を持ち、広い視野から人々の健康と福祉を考える姿勢を有する。
  2. 共感性と思いやり
     他者の尊厳を尊重し、他者の「こころ」や痛みに共感できる思いやりと優しさをもって行動でき
     る。
  3. 協調性とコミュニケーション能力
     他者と良好な関係を築き、協働するための基本的なコミュニケーション能力を有する。
     チーム内に生ずる困難に対して、誠実かつ適切に対処する姿勢を有する。
     自らの考えをわかりやすく伝えることができる。
  4. 知識と技能
     基礎的な知識と技能を幅広く体系的に修得している。
     自らの知識と技能を持続的に発展させることができる学習能力を有する。
  5. 科学的思考力・課題解決能力と表現力
     自ら課題にチャレンジし、科学的思考方法に基づいて課題を解決する姿勢を有する。
     課題解決のプロセスや結果を的確に伝えるための基本的な表現力を有する。
  6. 振り返りと自律性
     自らの健康を維持管理し、規則正しい生活ができる。
     他者の意見を謙虚に聞き入れる姿勢を有し、自らの向上につなぐことができる。
     社会規範を守り礼節をもって、他者に信頼される行いができる。

入学までに求める学習成果

高校で履修するいずれの科目においても、知的好奇心をもって積極的に学習し、体系的な知識と確かな応用力及び自律的な学習能力を身につけていることを求める。さらに、多様な人々との協働による学習経験や活動経験を有し、その中で培われた対応力・文章力を含むコミュニケーション能力を身につけていることを求める。

成績評価・学修成果に関する方針
(川崎医科大学アセスメント・ポリシー)

本方針は、「川崎医科大学の内部質保証の方針」の下に、3つのポリシーに基づく学修成果・教育成果を測定し検証するための視点・評価基準・方法を定めたものである。この方針はすべての教員に共有され、授業改善を通して学修成果・教育成果を高めて教育目標を質高く達成することを目的とする。

  1. 成績評価・学修成果は、入学者選抜から卒業判定まで、卒業認定・学位授与方針に示された基準を達成できるように、一貫性のある評価とする。(達成すべき質的水準)
  2. 授業科目の成績評価は、「成績評価基準、成績開示方法及び GPA 制度に関する規程」に則って厳正に行うものとする。(授業科目レベルでの評価の実施方法)
  3. 教育課程レベルの学修成果は、入学者の学力の検証や各学年終了時・卒業時の通算成績(通算 GPA)の分布状況の検証を基本とし、進級率・卒業率や医師国家試験の合格状況、学修行動調査、卒業時アンケート、卒業生アンケート等、直接評価・間接評価により包括的に行うものとする。(教育課程レベルでの評価の実施方法)
  4. 各科目並びに全科目の成績評価に対する信頼性を向上させるために、各科目の成績分布と平均点を検証し、科目間の成績評価の平準化に努めるものとする。(科目間の平準化)
  5. 学修成果の検証結果は、授業内容・教育内容・教育手法の改善のために年度毎及び定期的にフィードバックされ、継続的に教育の質向上に活かすものとする。(質向上に向けた活用)
  6. 学修成果に関するより有効な評価方法・指標の開発を目指すものとする。(評価手法・指標の開発)
  7. 学修成果の検証は、自己点検・評価委員会、IR 室、教務委員会、医学教育センター、入学センターが連携して行うものとする。(検証実施体制)
  8. 各授業科目の評点を算出するための方法は別途定める。