教室紹介

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衛生学教室

スタッフ紹介

教育重点及び概要

 衛生学教室では,「環境社会医学ユニット」で,公衆衛生領域の食品保健・環境保健・産業保健を担当,「法医学ユニット」で法医学・中毒学領域の講義を受け持っている。
 環境社会医学ユニットでは,学外施設の見学・実習も実践している。地域保健,感染症対策,労働衛生(工場見学),老人保健と福祉,健康増進対策や健康管理の現場などに加えて,ハンセン病療養所では入所者の方から,また大気汚染公害被害者支援から環境再生に向けて活動をされている公益財団法人では,公害の裁判において原告になられた被害者の方やその支援を長年務められた医師の講話を聴かせていただくことで,疾病を原因として社会的に弱者となられた方々の想いを伝えて頂き,共に学ぶ機会を設けている。
 環境社会医学ユニットの見学・実習では,殆どの実習先で,予習等の自己評価,感想と個別に異なるテーマのレポートを課している。感想とともに,レポートとして与えられたテーマについて自らがその段階で知っていること,さらに文献やネット(ネット情報の真偽を見極めることも重要な鍛錬である)情報から,それらを咀嚼・消化した上で,自らの考察を加えて提出をさせている。またこれらの提出はWEBによる投稿としており,見学先には,WEBを介して学籍番号や氏名以外の提出物を閲覧していただく体制を構築している。一つのe-Learningのシステムの利用である。
 環境社会医学ユニットの授業はvideo on demand (VOD)を用いている。教科書を読み込み,試験範囲である知識の習得については,VOD授業をPCやタブレット,スマホなどでID/PWでアクセスした後にストリーミングで試験直前まで閲覧できる。生授業では,2017年度から医用工学の分野から教室に参入された教員も含め、教室の研究に関連する話題を提供している。研究姿勢を学生時代に触れてもらうことは,国家試験合格後の5年,10年先に専門医となって研究と臨床や社会医学などの連携の理解に重要な上に,リサーチマインドを有した臨床医や研究を主体とする医師としても活躍するための萌芽を促す端緒になればと期待している。
 法医学ユニットでは,岡山大学法医学分野のご協力を得て,岡山大学鹿田キャンパスの法医解剖室で行われる法医解剖を見学させて頂いている。1学期と夏季休暇の間を実施日とし,円滑に見学が遂行されるように努めている。講義は岡山大学・香川大学そして川崎医療福祉大学の先生方のご協力を以って実践できている内容であり,本当に感謝している。
 さらに,試験ではe-Testingを実施している。第4学年ではCBTを受験するが、クリックでの解答、そしてモニターで画像が表現されることなど、PC受験を学内試験で経験する意義もあろう。モニターをずっと見続ける試験で,眼の疲労度などを体感することにも役立つのかも知れない。なお、CBTの場合には,プール問題から出題され受験生によって均一ではないが,ユニット科目の試験では,全問題同じとしている。ただ、出題・選択肢の順番をランダムに設定し、OAフィルターの設置によって,試験としての純度を高めている。
 また医療経済学や医療情報管理学なども含めた社会医学系では,2017年度より「社会医学系専門医制度」を一般社団法人社会医学系専門医協会の管轄の下で開始した。川崎医科大学も「川崎医科大学川崎医科大学附属病院社会医学系専門医研修プログラム(2017年1月21日認定)」が認定され,専攻医を待ち望んでいる(勿論,卒後,初期研修を終えた段階であるが)。

研究分野及び主要研究テーマ

 環境免疫学として繊維・粒子状物質に免疫影響ならびに健康増進住環境について研究を行っている。