情報公開
学修の評価、進級・卒業認定基準
医学部医学科
科目修了の認定
各授業科目修了の認定は、試験及びその他の方法により行う。 なお、本学においては全て必修科目である。
試験
試験は、定期試験、講義末試験、追試験、再試験、中間試験、補充試験、実力確認試験、総合試験、共用試験(CBT(注①)・OSCE(注②)・Post-CC OSCE)、卒業試験等とする。
- 定期試験及び講義末試験は、原則として授業終了後の適当な時期に実施する。
- 追試験は、病気その他やむを得ない事由により定期試験、講義末試験、共用試験CBTを受験できなかった者が、試験欠席届及び診断書等を学長に提出し必要と認められた場合に実施する。
- 共用試験(CBT・OSCE・Post-CC OSCE)及び卒業試験については、再試験を実施する。ただし、卒業試験の再試験は、卒業判定において卒業判定保留となった者に対して実施する。
- 中間試験は、学期又は講義の途中で担当教員が必要と認めた場合適宜実施する。
- 補充試験は、各授業科目の定期試験又は講義末試験受験者が対象となり、学長が教育上必要と認めた場合、定期試験又は講義末試験後の科目成績の欠点者に対して実施する。
- 実力確認試験は、進級するに値する知識を修得しているか評価するために、4及び5学年において実施する。
- 総合試験は、各学年で修得すべき知識、技能等の達成度を総合的に評価するために、1~5学年において実施する。
- 共用試験(CBT・OSCE)は、全国の医科大学(医学部)を対象に実施する臨床実習に必要な基本的臨床能力を評価する試験であり、4学年において臨床実習開始前の適当な時期に実施する。
- 共用試験Post-CC OSCEは、国民・社会の要請に応えた優れた医師育成に向けて、卒業時の臨床能力を評価する試験であり、6学年において臨床実習終了後の適当な時期に実施する。
- 卒業試験は、卒業認定等のため、6学年の適当な時期に実施する。
(注)①CBT(Computer Based Testing)
②OSCE(Objective Structured Clinical Examination[客観的臨床能力試験])
受験資格
授業科目の出席時間数が授業時間数の3分の2に達しない者は、当該授業科目の試験を受けることができない。 臨床実習については、全出席を原則とする。
評価
各授業科目の評価については、シラバス記載の方法による。
- 成績は授業科目毎に評価し、100点を満点とし、60点以上を合格とする。
- 実力確認試験、総合試験、卒業試験、共用試験(CBT・OSCE・Post-CC OSCE)の進級判定基準については、その都度学長が定める。
- 追試験成績は、原則として素点の8割とする。ただし、当該科目の評点には、追試験以外の評価を含むことができる。
- 補充試験の合格者の評点は上限60点とする。ただし、当該科目の評点には、補充試験以外の評価を含めない。
- 受験資格のない者の当該科目の評点は0点とする。
- 試験において不正行為があった者については、当該年度の成績判定を行わない。
進級
- 1・2・3学年においては、総合試験を合格した者を進級と認める。
- 4学年においては、実力確認試験、総合試験、臨床実習入門(2024年度は移行期)及び共用試験(CBT・OSCE)を合格した者を進級と認める。
- 5学年においては、臨床解剖、診療の基本、臨床実習Ⅳ・Ⅴ及び実力確認試験を含む総合試験の全てに合格した者を進級と認める。
- 進級できなかった者は、当該学年で履修した科目を、全て再履修するものとする。
卒業
- 修業年限6年間を在学し、全科目について修了の認定を受け、卒業試験を合格した者は卒業を認める。
- 本学を卒業した者には、学士(医学)の学位を授与する。
大学院医学研究科
授業科目の履修の認定
授業科目の履修の認定は、試験又は履修報告等により行う。
履修方法
学生は在学期間中に、定められた授業科目につき、30単位(注)以上を履修し、かつ学位論文を提出してその審査及び最終試験に合格しなければならない。
(注)①必須共通授業科目2単位及び指導教授の開設した必須専攻授業科目24単位
②選択授業科目(必修選択含む)4単位以上
評 価
授業科目の成績評価は、優・良・可・不可とし、優・良・可を合格とする。
学位授与
本大学院医学研究科に4年以上在学して30単位以上を修得した上で、学位論文の審査及び最終試験に合格した者には、博士(医学)の学位を授与する。