産学連携知的財産管理室
KMSメディカル・アーク
KMSメディカル・アークは、医療機器関連メーカー等の企業展示、医工連携を目指す県内外の大学・高専からの研究シーズ発表、附属病院・総合医療センターにおける医療現場のニーズ紹介を中心とした、産学官連携展示会です。
マッチングの機会を設けるとともに、川崎医科大学から産学官連携の重要性を発信することを目的として2017年に開催して以来、毎回多くの企業・大学関係者・自治体の皆さまにご参加いただいております。
本会の開催により、医療機器開発の発展に少しでも貢献したいと思っております。
マッチング報告
- 〈メディカル・アーク発〉看護部の声を取り入れ改良したディスポトレーが完成しました
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川崎医科大学附属病院 看護部×立花容器(株)
看護師の要望を取り入れ医療用ディスポトレーを改良川崎医科大学附属病院 看護部は、立花容器株式会社と共同で、使い捨てガーグルベース(嘔吐物処理容器)の改良に取り組みました。
完成した「ディスポトレー深型950」は、同大総合医療センターの他、すでに複数の医療機関で採用されています。
川崎医科大学では、今後も医療現場のニーズと地元企業との産学連携活動を通して、医療の発展に取り組んでいきたいと考えています。
【概要】
この取り組みは、川崎医科大学が医療現場のニーズと企業とのマッチング機会として開催している産学官連携展示会「KMSメディカル・アーク with MTO(メディカルテクノおかやま)」において、看護部が「使い捨てガーグルベース」のニーズ発表をしたことを機に進められたものです。
従来品の「ディスポトレー700」に看護師の声を取り入れ、次のように改良しました。- 従来品と比べて深型にし、容量を700㎖から950㎖に。嘔吐物の拡散防止がより期待できるようになった。
- 容器を0.6mm厚くして耐久性が増し、容器を底上げすることで、より安定感が増した。
- 容器の「持ち手」を従来品よりも広くし、扱いやすくなった。
「ディスポトレー深型950」
従来品(左)と 「ディスポトレー深型950」(右)
【商品情報】
商品名:「ディスポトレー深型950」
サイズ:211×127×70mm
問合せ先:立花容器株式会社 市場開発 小林勝祐
〒714-1225
岡山県小田郡矢掛町浅海385-1
TEL:0866-82-3300㈹
FAX:0866-82-3401㈹
E-mail:kobayashi@spac.co.jp
http://www.spac.co.jp【共同開発について】
川崎医科大学 産学連携知的財産管理室 TEL 086-462-1111(代)