川崎医科大学学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を踏まえ、本学大学院学位規程に基づき、学位論文及び最終試験に関する審査基準を定める。
(1) 本人が中心となって行った研究であり、十分な貢献度を有する。
(2) 独創的な研究である。
(3) 実験結果が確かなものである。
(4) 論文としての構造が整えられている。
(5) 科学的かつ論理的に記述されている。
(6) 結果の解釈が論理的かつ適切である。
(7) 科学・医学において重要な意義を持つ知見を公表するものである。
学位論文が上記基準を満たしているか総合的に「可」「不可」で評価する。
(1) 研究倫理について十分理解し、遵守している。
(2) 研究の内容(目的・方法・結果)について十分理解し、論理的にまとめて説明ができる。
(3) 自分の考えを的確に伝えることができる能力・技能を有している。
(4) 研究成果の意義や課題、将来的な展望について論述できる。
(5) 質疑に対して当該研究における高度な専門性と深い学識に裏付けられた応答ができる。
最終試験(研究発表・質疑応答能力)において上記基準を満たしているか総合的に「可」「不可」で評価する。
学位論文及び最終試験について両者の評価が「可」であれば、合格とする。
(1) 単著あるいは筆頭著者の原著論文とする。
ただし、共著者の人数が学位申請者を含めて15名以上の場合には、研究全体における学位申請者の果たした役割について具体的に説明すること。
1) 査読制度(Peer Review)を有する国際誌*1
2) 査読制度(Peer Review)を有する国内学会機関誌*2 あるいは同等の国内誌*3
3) 川崎医学会誌またはKawasaki Medical Journal
*1 国際誌:MEDLINEあるいはJournal Citation Reportsのいずれかに収録されている学術誌
ただし、MEDLINEへの収録は、PubMed(NLM Catalog)で、Currently indexed for MEDLINEと表示されるものをさす。
*2 国内学会機関誌:日本医学会加盟学会が発行する機関誌
*3 国内誌:大学院運営委員会が承認した国内誌
4) その他、論文投稿前に上記1) ~3)と同等以上と申し出があった場合で、大学院運営委員会の議を経て大学院医学研究科委員会が認めた学術誌
(1) 2編以上とする。
(2) 症例報告は筆頭著者のものとする。
川崎医科大学では、本学が授与する学位の審査において、審査の透明性及び客観性の確保に努め、厳正な審査を実施するための体制として、学位審査に関する通報窓口を設置しています。
学位審査における不正などの通報・相談については次の窓口にご連絡ください。
事務部教務課(電話086-464-1012)
〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
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