地域医療

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地域医療を担う人材を募集・育成

川崎医科大学では、医学教育における
地域医療への貢献の可能性を早期から検討してきました
カリキュラムとして「地域医療」を扱う授業を展開するだけでなく
入試に地域枠を設けて地域医療を担う人材を
募集・育成する取り組みを行っています

基礎を学ぶ講義と現場での実習が 地域へ貢献できる“医療人”を育てる

地域医療とは、『医療を通じて社会の民主化、住民自治を推進し、医師と地域住民が手を取り合ってよりよい社会の構築を目指す活動』です。地域の医師不足が叫ばれている近年の医療界には欠かせない概念であるため、川崎医科大学では入試に「地域枠」を設けることで、地域医療を担う人材の育成に力を注いでいます。
カリキュラムにおいては、4学年に地域医療の在り方やプライマリ・ケアの基礎知識を学ぶ科目として「地域医療とプライマリ・ケア」を導入し、「地域医療の現状及び求められる役割と機能」「へき地及び離島における地域医療の現状と課題」といったテーマから学生自身が課題を見つけ、解決法を模索していきます。さらに、5学年の「臨床実習Ⅳ・Ⅴ」の中では、包括的な地域医療の現場へ身を投じることで、高度先進医療を実施する現場では体得できないような医学知識やスキルを吸収することができます。

地域医療ゼミの教育活動

地域枠入学生は、全学年を通じて地域医療小グループ/ゼミで学び、入学から卒業まで地域医療に正面から対峙する姿勢を身につけます。


岡山家庭医療センターと連携した地域医療学実習の実施



地域医療の現場を4・5学年に経験します

3つの診療所と1つの病院で構成されている岡山家庭医療センターの
中心となっている奈義ファミリークリニックと連携し
地域医療学実習を実施しています
「家庭医」としての専門的スキルを学び
質の高いプライマリ・ケアを提供できる医師を育成します

奈義ファミリークリニックは、奈義町、日本原病院、川崎医科大学附属病院総合診療部の三者合意のもと、平成7年に開設されました。日本初の家庭医育成のためのモデルクリニックとして、平成18年からは独立型の家庭医療研修施設として運営されています。日本全国からの研修医受け入れを行っていますが、川崎医科大学の学生は、4~5学年に地域医療学実習として、当クリニックで家庭医療を学びます。私自身が学んだアメリカでは、家庭医は専門医として認知され、体系立てた教育プログラムも用意されています。当院ではその経験に基づいた独自の教育プログラムを作成しており、地域医療学実習では、そのエッセンスを凝縮した実習カリキュラムを採用しています。



家庭医の基本は、関係性を築くコミュニケーション力

川崎医科大学で学ぶ学生たちの多くは、保護者が開業医として地域医療に携わっています。そういう環境下では、地域医療は切実な問題であることは間違いありません。家庭医の基本はコミュニケーション力ですが、その根本は、人間対人間の関係性を築くこと。大学病院では、難しい病気に向き合う場面も多いのですが、地域医療の現場では、難しいシチュエーションに向き合うことが求められます。それは、家族環境であったり、生活・労働環境であったり様々ですが、そういった患者さんそれぞれの状況に寄り添い、ソーシャルワーカーなど、様々な人の力を借りながら患者さん本人が納得する治療を続けていく。そこにやりがいを感じる後進が着々と育っています。



特色ある教育