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第137回日本医学放射線学会 中国・四国地方会 学会報告記 佐藤

第137回日本医学放射線学会 中国・四国地方会 学会報告記 佐藤
本学会は2022年12月3日(土)、4日(日)の2日間、徳島大学医学部大塚講堂にて、徳島大学
病院放射線科医学教室の原田雅史先生を当番世話人として開催されました。今回私も参加
させていただきましたのでご報告いたします。
新型コロナウイルス感染症が再流行を見せ、開催が懸念される中、本学会は感染対策を徹
底し無事に行われる運びとなりました。前回までのハイブリッド形式ではなく、今回は現
地開催のみでした。その影響もあってか、参加人数自体はやや少なかったですが、何より
現地特有の空気感や討論を目の当たりにすることができ、大変勉強になりました。私は入
局させていただいてから初めての学会発表の場であり、発表自体はとても緊張しましたが
、全65演題はどれも興味深い症例で、貴重な経験となりました。当院からは3演題を発表
いたしました。
私は、【膵リンパ上皮嚢胞の1例】を発表させていただきました。膵リンパ上皮嚢胞は膵
臓に発生する良性嚢胞性病変であり、画像で診断することで不必要な手術を避け、患者さ
んへの侵襲を減らすことができます。膵臓に発生する腫瘍性病変は多岐にわたりますが、
画像診断を用いた良悪性の区別を中心とした鑑別や、文献的考察を交えながら発表いたし
ました。普段、なかなか目にしない疾患であり、類似疾患との鑑別に苦慮しましたが、指
導医の先生方をはじめとして多くの先生方に支えていただきながら無事発表を終えること
ができました。
今回の地方会は、学会発表の場であることもあり、普段よく目にするようなcommonな症
例よりも、やや珍しい特殊な症例の発表が多かったように思います。画像診断部門では中
枢神経・頭頚部、胸部、腹部、骨軟部、泌尿器や婦人科の発表があり、治療と核医学、そ
してIVR(Interventional Radiology)の発表もありました。どれも大変勉強になり、今後の読
影や治療に役立つものばかりでした。今後もいろいろな分野に興味を持ちつつ、自分の力
を高めていきます。
最後になりましたが、今回このような機会を与えてくださった玉田教授をはじめ、医局の
先生方に深く感謝申し上げます。


 

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