2023.11.2〜4 学会発表:第64回日本肺癌学会総会(千葉)で2演題を発表しました。肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーの最終生存データを発表しました(論文投稿)。また肺がん周術期の免疫モニタリングマーカーとしての有用性を発表しました(論文準備中)。日本発かつ世界初のがん免疫モニタリングマーカーとしての開発を加速しています。

2023.9.20〜23 国際学会発表(CICON23):第7回国際がん免療法会議(ミラノ市)で多抗原血清抗体の免疫チェックポイント療法の効果予測についてポスター発表した。本会議は、CRIがん研究所(NY、)欧州免疫療法ネットワーク、米国癌学会の合同開催です。今回、約600のポスター発表と約1,000名の参加者があり、女性研究者の活躍が際立っていた。毎年、本会議は盛況になっているが、日本からの発表(3演題)と参加者は激減し、日本のがん免疫研究の更なる衰退が心配される。ノーベル賞受賞者Jim Allison、コロナmRNAワクチン開発者かつBioNTech創設者のÖzlem Türeciの講演に新しいがん免疫療法の夜明けを実感した。


2023.6.10 学会発表:第20回日本免疫治療学会総会(東京)にて、いまトピックスの肺がん周術期におけるバイオマーカー開発について発表しました。将来、我々のマーカーが活用されることを期待しています。今後、消化器がん領域にも研究が拡がる予定です。

2023.4.28 学会発表:第63回日本呼吸器学会総会(東京)にて、肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーの生存データを発表しました。我々の抗体陽性例では、奏効率と全生存率で有意に優れた結果を示しました。

2023.1.18 論文:総説論文(英文50頁)が正式に出版されました。(医学業績)

2022.12.1〜3 学会発表:第63回日本肺癌学会総会(福岡市)にて4演題を発表しました。今回、我々の開発したバイオマーカーについて、いま話題の肺癌周術期における免疫チェックポイント療法のバイオマーカーとしての臨床応用に向けた展望を話しました。今後、多施設共同研究でその有用性を検証する計画です。

2022.11.17 論文:総説論文が期間限定(2023.1.6まで無料)で公開されました。
https://authors.elsevier.com/a/1g5pIErPfRLjL (Free download until Jan 6, 2023)

2022.10.20〜24 学会発表:米国癌学会の特別会議(がん免疫と免疫療法)がボストンで開催され、我々のバイオマーカー研究の成果を発表しました。3年ぶりの米国での対面発表でした。日本から我々を含め2施設3演題の発表があり、コロナ・ゼロ政策の中国からの参加はごく少数だった(前回、中国語が飛び交っていた)。我々の発表に対し、米国のアカデミアと企業から多くの質問が寄せられ、発表の成果はあったと確信しました。日本の学会では、まず体験しない質疑であった。改めて、がん免疫研究と免疫治療開発における日米格差は、がん免疫に限らず、さらに拡大していることを認識させられた。


2022.8.6〜9 学会発表:2022年の世界肺癌学会(2022 WCLC, Vienna, Austria)は、コロナ蔓延と暴国ロシアのウクライナ侵攻の影響で参加者が少なかった。我々は、産学共同で開発した肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測およびモニタリング・血清マーカーについて発表した(論文印刷中)。免疫チェックポイント療法は、周術期への導入が大きな話題・課題となっており、現在、我々も血清バイオマーカーの周術期での有用性について検討している。いま興味深い結果が得られつつあり、今年末に学会発表する予定。


2022.7.28 論文アクセプト:総説論文(英文30頁)が正式にアクセプトされました。臨床から基礎まで、肺がん免疫チェックポイント療法、肺がん免疫学、バイオマーカーについて最新の情報を俯瞰的に解説し考察しました。とくに我々の血清バイオマーカーの意義、「免疫モニタリングの新しい概念」を世界で初めて実践的に提唱しました。

2022.7.21 学会発表:第26回日本がん免疫学会(松江市)、我々が産学共同で開発した全自動免疫測定装置(HISCL)が肺がん免疫チェックポイント療法の効果と予後を予測することを発表しました。また多くのがん種への応用が期待されます。

2022.5.22 学会発表:第19回日本免疫治療学会(東京)、黒瀬先生が全自動免疫測定装置(HISCL)で測定した我々の血清バイーマーカーが、肺がん免疫チェックポイント療法の効果と予後を予測することを発表しました。

2021.12.15 測定法の開発:この度、産学共同で非小細胞肺がんにおける免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーの全自動高感度免疫測定装置を開発しました。
Application Sheet: https://ruo-products.sysmex.co.jp/news/2021/03_211207.html
ごく少量の血液を用いて、全自動で迅速にバイオマーカーを測定することが可能になりました。極めて画期的な発明と考えています。今後、世界中の日常診療で測定可能になるよう研究を進め、多くの病める人達のお役に立てたいと決意しています。

2021.11.28 学会発表:第62回日本肺癌学会総会(横浜市)において呼吸器内科の黒瀬講師が、肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーについて、全自動高感度免疫測定法を開発したことを発表しました。

2021.7.3 学会発表:第25回日本がん免疫学会総会(和歌山市)で肺がんの免疫チェックポイント療法の効果モニタリングの成果を発表しました。また産学共同研究の成果も発表しました。今後、術前および術後免疫療法のマーカーとしても期待されます!

2021.6.28 新型コロナワクチンの解説:「ワクチンの起源と進化」について解説しました。新型コロナ感染症のワクチン接種が話題になっています。新型コロナワクチン開発の経緯を解説しています。

2021.5.23 学会発表:第18回日本免疫治療学会学術総会(WEB開催)で肺がん免疫チェックポイント療法のバイオマーカー研究関連の2演題を発表しました。毎年、本学会の発表演題のレベルが高くなっています。

2021.4.12 論文アクセプト:肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカーの測定法を確立した論文が、歴史ある国際誌にアクセプトされました。開発した全自動免疫測定装置法(HISCLTM法)は血清バイオマーカーを、ごく少量の血清(10μL)を使用し、迅速(17分)かつ全自動で測定する画期的な方法です。今後、実地医療に導入され、患者と医師に優しい医療を提供し、社会貢献と共に、さらに全世界への普及が期待されます。

2020.12 測定試薬の実用化研究:いよいよ肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカー実用化(日本発、世界初)へむけて産学共同の臨床研究が始動します。既に、ごく少量の血液で迅速に測定する方法を確立しました。多因子解析も追加され、さらに充実したバイオマーカーになることが期待されます。(医学業績:国際学会、科学研究費)

2020.6.22〜24 米国がん学会発表:今年は新型コロナウィルスの世界的流行によって、学会場での開催(4/24-29,San Diego,CA)は中止され、添付の開催となりました。しかし我々の研究は、いよいよ次の段階へ順調に進んでいます。ごく最近の報告をみると、我々は時流に先んじた臨床研究を始めたように強く感じています。次の成果を期待して下さい。


2020.1.23 Medical Tribune誌:歴史ある医療系新聞(約80,000部発行)に、第60回肺癌学会総会(大阪市:2019.12.6-8)での肺がん免疫チェックポイント療法効果予測バイオマーカーに関する発表が掲載されました。見出し「世界初 肺がん免疫療法の血清バイオマーカー 日本発、一般検査薬としての開発が進む」

2020.1.20 山陽新聞:1月20日(月)の朝刊で、我々の肺がん免疫チェックポイント療法のバイオマーカー研究成果が掲載されました。「肺がん免疫治療薬2剤 投薬効果 抗体で予測―血液検査のみ、簡単で安価」

2019.12 世界肺癌学会誌(JTO)の表紙:世界肺癌学会(IASLC)公式雑誌Journal of Thoracic Oncology第14巻、12号の表紙に我々の論文の図1が採用されました。世界の注目度が高い事が窺えます。(J Thoracic Oncol 14(12):2071-2083,2019)


2019.12.6〜8 学会発表:第60回日本肺癌学会総会(大阪市)でXAGE1がんペプチドワクチン(呼吸器内科:黒瀬浩史先生)とバイオマーカー(岡)の研究成果を発表しました。

2019.12.1 論文掲載:我々の肺がん免疫チェックポイント療法の効果予測バイオマーカー研究の論文が、正式にJournal of Thoracic Oncology 12月号に掲載されました(医学業績)。日本発かつ世界初の血清バイオマーカーとなり、今後は世界から注目され、迅速な一般実用化が大いに期待されます。

2019.11.17〜20 国際学会発表:米国がん学会のSpecial Conference, ”Tumor Immunology and Immunotherapy” in Boston、成果を発表しました。残念なことに、日本からの発表は2演題のみでした。

2019.10.7 日経新聞:我々の免疫療法での効果予測のバイオマーカー研究の記事が、5日の日経新聞電子版、7日の朝刊に大きく掲載されました。がん免疫チェックポイント療法は、効果が限定的で、医療経済的に効果予測が必要であること、今後は負担の少ない血液検査での予測が主流になること、迅速な実用化には公的な支援が必要なことなど、我々の持論が十分に反映された内容でした。

2019.9.23 長崎新聞:23日の長崎新聞朝刊の1面に、共同研究者:長崎大学病院の福田実准教授が、我々のバイオマーカー研究で顔写真と共に紹介記事が大きく掲載されました。

2019.10.1 
国際学会発表:第5回国際がん免疫療法会議(5th CRI-CIMT-EATI-AACR International Cancer Immunotherapy Conference: CICON 2019, 9.25-27, Paris, France)で研究成果を発表しました。現在の我々の研究の方向性が間違いないことを確信し、今後のがん免疫の大きな潮流になると予想しました。

2019.9.6 プレスリリース:我々の日本発また世界初の血清バイオマーカーの発見が、各共同研究施設(川崎医大、長崎大学、広島大学、東大病院、理化学研究所)から同時にプレスリリースされました(研究室訪問)。海外から、多くの問い合わせが来ています。
川崎医科大学
理化学研究所
理研医科学イノベーションハブ
東大病院

2019.8.24 論文のオンライン公開:下記のバイオマーカーの論文(JTO)がオンラインで公開されました。まもなくオープンアクセスとなり、世界的な評価が待たれます。

2019.8.14 論文のアクセプト:日本発かつ世界初の非小細胞肺がんの免疫チェックポイント療法の効果を予測する血清バイオマーカーに関する論文が、世界肺癌学会の公式雑誌Journal of Thoracic Oncology (JTO、インパクトファクター 12.460)にアクセプトされました(医学業績)。この新規バイオマーカーには、極めて高い評価を頂き、新しい概念が誕生する気配を感じています。これをもって、日本発の特許と論文、さらに産学連携での診断薬開発が世界へ向けて加速します。このバイオマーカーが多くのがんで病める人達の福音となれば幸いです。今後、免疫モニタリングマーカーについても論文が投稿予定です。


2019.5.25 バイオマーカー診断薬の開発に関する共同研究契約の締結我々が同定した日本発かつ世界初非小細胞肺がんの免疫チェックポイント療法の効果を予測するバイオマーカー診断薬の共同開発に関する契約を、国内最大手の検査会社と締結しました。これによって近い将来、少量の血清で迅速(20分以内)かつ簡便に効果を予測することが可能になります。また多くのがん種にも、適応が拡大することも予想されます。

2019.4.13 学会賞受賞:岡 三喜男(免疫腫瘍学)が、第59回日本呼吸器学会総会(東京)において学術部会賞・最優秀賞を受賞しました。

2019.2.28 学会発表:岡 三喜男(免疫腫瘍学)が、ASCO-SITC (American Society of Clinical Oncology-Society for Immunotherapy of Cancer) , San Francisco, USA. 我々が同定した「肺がん免疫チェックポイント療法のバイオマーカー」研究成果を発表しました。

2019.2.23 学会賞受賞:黒瀬浩史先生(呼吸器内科)が、第16回日本免疫治療学会総会(東京)において優秀演題賞(江川賞)を受賞しました。

2018.4.1 講座の開設:免疫腫瘍学(寄附講座)が開講しました。