教室紹介

About Us

教授挨拶

川崎医科大学総合外科学のホームページへようこそおこし下さいました。
私たち総合外科学教室のルーツは、川崎医科大学の創設者である川﨑祐宣先生が戦時中に岡山市街地に開設した外科川﨑病院にさかのぼります。川崎病院外科から2010年に総合外科学教室が発足し、現在は2018年に新しく開院した川崎医科大学総合医療センターで、消化器、心臓、末梢血管、呼吸器、乳腺甲状腺から救急まで、ほぼすべての分野の外科診療を行っています。私たち総合外科では、多くの併存疾患を抱える患者さん一人ひとりに合わせた最適の外科診療を行うことを目指しています。

臨床実習を始めたばかりの医学生にとっては、様々な疾患や社会環境の異なる外科患者さんに接すること、患者さん一人ひとりの思いを直接受け止めることにより、将来の医師像を描くことができます。医師免許を取ったばかりの初期研修医の皆さんにとっては、近い将来自身が目指す外科医が目の前でたくさんの難しい手術を丁寧に行っています。後期研修医・外科専攻医にとっては、複数の外科診療科をローテーションすることなく、外科専門医取得に必要な多くの手術を経験することができます。

全ての診療は患者さんを中心として多くの医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、管理栄養士、薬剤師、検査技師、ソーシャルワーカーなど多職種の連携によって行われるチーム医療です。当院では医学生、研修医のみなさんにこのチーム医療の一員となって活躍して頂きたいと期待しています。

総合医療センター内には最先端の研究施設が併設されており、外科研修を行いながら大学院に進学して臨床にフィードバックできるようなトランスレーショナルリサーチを行うことも推奨しています。

川崎医科大学総合外科学教室では、専門分化された大学病院では十分学ぶことのできない多くの経験を積むことができます。貴重な時間を私たちと一緒に過ごしませんか。若い皆さんの挑戦をお待ちしています。

(総合外科学教室では新型コロナウイルス感染防止に十分な対策を行った上で、医学生に対する臨床実習から初期研修、そして外科専門研修を行っています。同様に感染対策を十分に行った上で、見学およびWEB上での説明会も行っています。)

川崎医科大学総合外科学 教授
川崎医科大学 総合医療センター 外科部長 山辻󠄀知樹

川崎医科大学総合外科学 教授
川崎医科大学 総合医療センター 外科部長 杭ノ瀨 昌彦

山辻 知樹

山辻󠄀 知樹

Tomoki Yamatsuji

杭ノ瀨 昌彦

杭ノ瀨 昌彦

Masahiko Kuinose

総合外科教室について

総合外科教室

総合外科教室の歴史

  • 1939年
    (昭和14年)

    外科川崎病院開設

    当時35歳の川﨑祐宣先生が岡山市中山下に35床の「外科川崎病院」開設

    外科川崎病院外科川崎病院
  • 1960年3月
    (昭和35年)

    総合病院川崎病院 開院

    昭和40年代には中四国最大規模600床の総合病院川崎病院が完成

    外科川崎病院
  • 2010年4月
    (平成22年)

    総合外科学教室発足

    川崎医科大学附属川崎病院 外科

    初代教授 猶本良夫(現病院長)
    初代教授 猶本良夫(現病院長)
    外科川崎病院
  • 2016年12月
    (平成28年)

    総合医療センター開院

    外科川崎病院外科川崎病院

総合外科って?

臓器や疾患を限定せず
プロフェッショナルが協力して
全人的に診療

高い技術と深い知識を兼ね備え、患者さんの痛みがわかる外科医を育てたいと思っています。
皆さんが、このチームの一員として参加して下さることを期待しています。

教育の方向性

総合外科学教室では、専門分野の枠を超えた全人的な教育を目指し、学部教育から研修医・専門医に対する外科研修を進めます。一般教養から基礎医学、臨床医学、臨床研究はもちろんのこと、長い将来にわたる医師/医学研究者としてのキャリア育成も含め、専門知識・技能・態度の習得を目指しています。

学部教育

川崎医科大学の理念、「人間をつくる、体をつくる、医学をきわめる」を実践するため医学部低学年から高学年まで教育を行っています。初期医学教育として第2学年の講義「リベラルアーツ選択Ⅱ」を担当します。生命科学から臨床外科学への有機的な連続性を紹介し、医学部入学の目的の再確認と学習意欲の向上に努めています。高学年に対する教育においては国家試験合格から初期臨床研修に必要な基礎知識を確実に習得することの重要性を強調しています。

臨床実習

クリニカルクラークシップを徹底し、ベッドサイドで臨床知識の再確認と応用、さらに基本外科手技の習得・実践を行います。臨床研修医となるにふさわしい知識と技術を卒前に習得することを目指しています。

初期研修医

基本的知識及び手技の習得にとどまらず、社会人としての教養を身に着け、患者とその家族をはじめチーム医療を前提とした医療専門職とのコミュニケーション能力を兼ね備えた良き医療人の育成を目指します。周術期管理、感染症などの外科総論から、消化器外科(内視鏡外科を含む)、血管外科、呼吸器外科、乳腺・甲状腺外科まで専門性の高い診療を学びます。腹部超音波、内視鏡検査、各種画像診断の読影、血管造影検査などの検査・診断手技を習得し、開腹・閉腹、開胸・閉胸、胆嚢摘出術、虫垂切除術(開腹、腹腔鏡下)などの外科手術を術者として行います。また、国内外での学会発表・論文執筆を積極的に行います。

後期研修医

川崎医科大学総合医療センターに拠点を置く総合外科では、臓器横断的な合併症患者や緊急手術症例が豊富であり、心臓・血管、呼吸器、消化器や乳腺・甲状腺疾患まで全領域疾患の手術数も多く、外科専門医資格の取得に向け、きわめて有意義な研修を行うことができます。新専門医制度に向けては、川崎医科大学附属病院や倉敷中央病院などと連携して、外科全分野で多くの手術を経験し、最短距離で外科専門医取得を目指す新しい外科専門医プログラムを作成しました。各自のキャリアデザインにあわせた内視鏡外科・ロボット手術など先進外科手術を習得するための国内外への研修も推奨します。

大学院教育

本学卒業生から海外の留学生まで広く門戸を開き、総合外科学の持つ基礎から臨床までの広い分野を生かした先進的な研究を行い、最新の成果を世界へ発信できる独立した研究者を育成することを目指します。

各科の紹介

消化器外科心臓外科血管外科呼吸器外科乳腺甲状腺外科