先輩からのメッセージ

当院後期研修医からのメッセージ

川崎医科大学を卒業し、同附属病院にて初期研修後に同皮膚科学教室に入局させていただきました。地元は大阪のため、関西の病院での研修も検討しておりましたが、医局の雰囲気や母校ならではのよさを感じ、岡山でもう少し学ばせていただく決意をいたしました。 
病棟はもちろんですが、他の施設とは異なり4月からいきなり外来も経験でき、実践力を養える点が川崎医科大学の皮膚科に入局して特に良かったと感じる点だと思います。逆に自分の知識不足を痛感する日々ではありますが、上級医と相談したり、患者さんから多くのことを学び、充実した研修を行えています。自分も今現在憧れている先輩方に少しでも近づくことができるよう、今後とも精進して参りたいと思います。川崎医科大学に関わらず他大学でも進路に迷っている研修医・学生の皆様、一緒に楽しく働く日が来ればと思いますので、一度気軽に見学に来ていただければと思います。 
(別所 史健)


私は消化器内科医の開業医家系で、漠然と後を継ぐのだろうと考えていました。
そんな研修医2年目の秋に、皮膚科を研修させて頂いた際、当時私は赤いブツブツにしか見えなかった患者様の皮疹を見て、若手の皮膚科の先生から視診だけで鑑別を次々に上げ、必要な検査や治療について上級医と議論を交わす光景を目の当たりにし、衝撃を受けた事を忘れません。
皮膚科医の目にはどんな風に見えているのかと強く惹きつけられた事もさることながら、若手のうちから高い臨床能力を培い、上級医とも垣根無く相談ができ、また、診断から手術を含めた治療まで一貫した診療ができる川崎の皮膚科の環境にとても魅力を感じ、入局をさせて頂きました。
日々、上級医の先生方から優しくご指導を頂き、外来中であっても気さくに相談に乗って頂けるので、のびのびと研修させて頂ける環境に日々感謝しています。
卒後1年目は川崎医大総合医療センター皮膚科で研修させて頂きましたが、附属病院も医療センターもどちらも教育体制が整っています。先生方もみんな優しいです。
学生の皆さんや、研修医の先生方、ぜひ一度研修にいらして下さい。
皮膚科医の選択。無しじゃないと思います。
(奥村 健悟)


皮膚科医は皮疹のimpressionで9割診断できるといっても過言ではありません。実際、友人、他科医師、家族などから写真で相談されることもよくあります。ただ、同じ皮疹を診察したとしても、入局直後の医師と、上級医では得られる情報は全く違います。川崎医科大学皮膚科は様々な分野に秀でた先生に囲まれ、気軽に相談できる環境が整っています。また、皮膚は内臓の鏡といわれ、悪性腫瘍、膠原病など発見のきっかけとなり得ます。皮疹で受診された患者様の原疾患を早期に診断、治療介入できることは、皮膚科医としてのやりがいと言えます。皮膚科は暗記のイメージが強く、学生の頃は苦手意識がありましたが、分野ごとに系統立てて勉強することで、類似点や相違点が明確になります。年齢、病歴、基礎疾患を踏まえ、皮疹の分布、性状から鑑別診断を想起し、皮膚生検、カンファレンスで答え合わせをする事を繰り返していくうちに、自然と皮膚科医として成長できることでしょう。一緒に働けることを楽しみにしています。
(梅田 善康)


出身は大阪ですが、大学から岡山に来てもう14年になります。当初はド田舎に来てしまったと思っていましたが、住んでみると、なんと!とっても住みやすい場所でした!ちょっと都会に行きたければ隣県にいけばいいのです。川大皮膚科に入局して思ったことは、まず指導医がとっても面倒見がよく、そして優しい。発表はもちろん論文も手厚く指導してくださいます。そして他科との垣根が低く、困ったことがあれば相談しやすい環境だと思います。私はいま入局して6年目になりますが、5年目に出産と専門医取得を経験しました。初めての子育て、仕事復帰、専門医の試験勉強の両立はいままでに経験がないくらい大変でしたが、仲間のおかげで乗り超えることができました。そして現在も仕事と家庭のバランスを取りながら自分のペースで少しずつ前に進むことができています。最後にですが、川大皮膚科はCommon disease、専門性の高い疾患どちらも経験できます!研修する施設としてメリットいっぱいです!一緒に研修してみませんか?
(山根 万里子)

当院初期研修医からのメッセージ

私は研修医一年目に一ヶ月研修しました。
外来や病棟業務では、皮膚疾患やそれによって生じる生活や心の問題に寄り添う先生方の対応を見て、患者との関係性を作ることが非常に重要だと心得ました。様々な皮膚分野に特化した先生方の外来を間近で見ることができたのは貴重だったなと実感します。
また解剖、マージンの取り方、リンパ節生検の仕方などを解説していただきながら経験した色々な手術は、大変充実し楽しかったです。先生方が入念に確認しながら進む手術で、着実で慎重な医者としての姿勢を学びました。処置や検査、病理、縫合など研修医ができることは最大限経験し、実りある一ヶ月となりました。
皮膚科の先生方は分け隔てなく指導してくださるので気兼ねなく質問でき、皮膚科研修終了後も、病棟ですれ違うと声をかけてくださり温かさを実感します。 皮膚疾患は色々な科でも遭遇するので、学んだことを活かして残りの研修医生活を過ごしたいです。
(佐々木 雅子)


私は研修医2年目に1ヶ月間皮膚科で研修をさせていただきました。手術も含めて外来や病棟を重点的に研修できました。
皮膚は全身の鏡と言われるように皮膚症状を糸口に全身を診る総合的な診療科であり今後診療に携る上で貴重な経験を積めたと実感しています。外用薬や創傷被覆材の選択、コンサルテーションのポイントなど、どこの科で働く上でも必要な知識を実臨床を通して学びました。大学病院という特性もありQOL疾患から腫瘍まで多岐にわたる疾患をアカデミックかつ日常臨床に即した形で経験できました。痒みや痛みなどでQOLを損なう皮膚症状に適切な対応ができることは診断・治療を進める上ではもちろん患者さんと信頼関係を築く上でも大切ではないかと思います。 研修したい内容を調整でき、休暇も気兼ねなく取得できるなどワークライフバランスの観点からも研修環境が整っていると感じました。皮膚科の魅力を肌で感じた1ヶ月間でした。
(谷向 剛)

学外研修医からのメッセージ

私は2020年4月から2023年3月までの3年間を、東京にある国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科でレジデントとして院外研修をしていました。
国立がん研究センターは悪性腫瘍の治療・研究に特化した病院で、日本中から悪性腫瘍の症例が集まってきます。皮膚腫瘍科では特に悪性黒色腫の症例が多く、年間150-200人ほどの悪性黒色腫の患者が初診として来られます。その数は大学病院で経験する症例の10-20倍にもなり、大学病院や関連施設で10年間勤務して得られる経験を、わずか1年で得られることになります。 2023年4月から川崎医大に戻ってきて勤務をしていますが、院外研修で得た経験というのは非常に大きく、大学病院の皮膚腫瘍における専門外来をするまでには成長することができたように感じています。院外研修では他施設ならではの考え方や専門性を学ぶことができるため、より幅広い知識や経験が得られ、更には共に切磋琢磨し向上し合える友人ができることも最大の魅力ではないでしょうか。
(日置 紘二朗)


2021年に川崎医科大学皮膚科学教室に入局し、川崎医科大学附属病院で研修を行い、2023年より東京女子医科大学附属足立医療センターで勤務しています。
東京女子医科大学足立医療センターは足立区初となる大学病院で、東京女子医科大学東医療センターを移転する形で2022年に開院しました。
外来と病棟の業務があり、午前中に外来業務を行い、午後に手術や光線治療,ダーモスコピーや乾癬などの専門外来を行っています。 ダーモスコピーは自学習では習得に限界を感じており、実際に診察するとなんだこれはといつも頭を悩ませ、診断目的に生検を行っていました。こちらの病院ではダーモスコピー専門の田中教授の元で、診察時に見られたダーモスコピー所見をその場で指導してくださり、大変勉強になりました。以前の苦手意識は少なくなりましたが、ダーモスコピーは奥が深くこれからも研鑽を積んでいきます。
(中原 由紀子)


令和3年に川崎医科大学皮膚科に入局し、川崎医科大学、川崎総合医療センターの両施設にて勤務し、令和5年4月から大阪はびきの医療センターで1年間研修をさせて頂きました。大阪はびきの医療センターは大阪の羽曳野市に位置する426 床の地域中核病院でアレルギー専門病院として有名です。皮膚一般診療はもちろんのこと食物アレルギーなどアレルギー疾患、なかでもアトピー性皮膚炎に関しては年間4000例ほど全国から受診されます。この数字は恐らく全国の病院でもこれほどアトピー性皮膚炎に特化した病院はないと思います。
振り返れば、私は最初違う科を専攻予定にしていましたが以前から皮膚疾患が好きで、特にアトピー性皮膚炎に興味があり、自分が一生向き合っていく科なので本当に興味のある疾患を専門にしたいと強く思い直前に皮膚科に変更した記憶があります。やはり皮膚疾患を学ぶことは楽しいです。外来、入院、手術、病理もあり、臨床に関してはアレルギー、膠原病や悪性腫瘍など他の科とも重複している分野もありとても広く、学ぶことが多いです。川崎医科大学皮膚科学教室では1年目から外来もあり困ったことがあれば先輩も全力で助けてくれる環境ですので個々の臨床力は全国より優っている自負があります。また自分がさらに学びたい分野、熱意があれば、全国の関連病院や関連病院以外でもその病院に連携もとって頂けるので非常に臨床医として力がつく医局だと自信を持って言えます。熱意があれば絶対に期待を裏切らない教室です。
みなさんも他の科や他の病院で悩まれる方も多くいられると思いますが、悩む前に一度見学に足を運んでください。ご自身の目で雰囲気を感じ取ってください。 楽しみに待っています。
(藤田 壮)

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