大学院体験記

患者さんを全方向から捉える

大学院1年目の中元健太です。臨床医として2年経験した後に研究意欲は全くありませんでしたが、大学院へ入学しました。現在、臨床研究と基礎研究に携わっています。
基礎研究を行うことで、疾患の理解や考え方が深まると考えています。実験系の知識はゼロからのスタートでまだまだ分からないことばかりですが、相談しやすい環境であり充実した日々を送っています。
2023年に東京で開催された国際学会では臨床研究結果をポスター発表させていただきました。英語はあまり得意ではありませんが、なんとかなりました。その打ち上げで海外の研究者たちとつたない英語を使いながら飲むビールがおいしかったです。
週2回の外勤と不定期アルバイトがあるため収入は臨床医のときと変わりません。オン、オフがはっきりしているためプライベートの時間も確保できています。 深く考えず、ぜひ一緒に研究しましょう。
(中元 健太)


私は入局して6年目から大学院に進学しました。きっかけはいくつかありますが、1つは皮膚科専門医の試験勉強でした。専門医の試験勉強をしていると知らないことがたくさんありました。切羽詰まっている試験勉強中でさえも、結局よくわからずで、意味がわからないまま丸暗記したことを記憶しています。大学院に進学し、基礎の勉強をして知識がつけば理解できたのではないか?と思ったことが一番のきっかけです。まだ一年目で研究を始めたばかりではありますが、他の大学院生の力を借りつつ、指導医の先生に教わりながら過ごす毎日は楽しいです。基礎研究の手技や解析方法など、少しずつではありますが、自分で実践する機会を得ることができて刺激的です。もっと知識をつけ手技を習得することができれば、臨床をやっていても着眼するポイントが変わってくるのだろうか?そんなことを思いながら日々過ごしています。
(山根 万里子)

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