川崎医科大学 病理学1

研修医のみなさんへ

病理医は医師としての職業をまっとうできます。現在、病理医は絶対的に少ないのできわめて希少価値が高く、就職に困ることはまずありません。 病理学1からは、川崎医大のみならず,岡山川崎病院,川崎医療福祉大学、西日本病理研究所などで活躍する人材が育っています。また、病理学2との連携により、レジデント教育は懇切、丁寧に行っており、皆さんに病理医としての基礎をみっちりと教え、育てる自信があります。

プログラム

初期研修プログラム
  1. 内科系7ヶ月,外科系3ヶ月,救急・地域保健・医療・小児科2ヶ月,精神科・産婦人科1ヶ月,選択科(病理を含む)6ヶ月
  2. 将来病院病理医になることを目的とした研修医、および臨床各科に進み病理形態学的知識を有する臨床医となる研修医が、病院病理学を研修するためのプログラム
  3. 病院病理学全般の基礎的知識を身につけ、幅広く疾患の病理形態学的側面を理解したうえで患者の病態把握および治療ができる研修医の養成
  4. 臨床上の問題点を把握したうえで病理解剖、外科病理診断、細胞診を的確に行うための基本的知識の修得、およびCPC (clinicopathological conference)レポートの作成や病理カンファレンスにおける症例呈示の方法を修得
後期研修プログラム
  1. 病理解剖体数、外科病理検体数、細胞診検体数、迅速診断検体数が多いので、専門医資格に必要な症例数を短期間で経験できる。
  2. 検体は全臨床科から提出されるので症例の内容が多様であり、各々の臓器について万遍無く経験できる。
  3. スタッフはすべて外科病理を専門としており、症例ごとに専門性を有するスタッフから指導を受けることができる。
  4. スタッフ全員が同一場所に集まり毎朝のカンファレンスをおこなうので、精度の高い診断が可能である。
  5. 各スタッフによるレジデントの教育コースが充実している。
  6. 診断に必要な免疫染色のための抗体を300種類以上揃えており、客観的な診断能力も身につく。
  7. 人体病理に必要な最新の設備がすべて整っている。
  8. 大学院においても海外の有名雑誌に掲載できる高度な研究が可能である。
症例ごとに、指導医と一緒に診断 きめ細かい丁寧な指導  様々な専門性を持つ医師による有機的な指導 マンツーマンによる指導 疑問点はその場で解決 
研修プログラムの内容
  1. 病理解剖については、標準的な剖検法と諸臓器の肉眼所見のとり方を学び、グロスレビュー剖検会Brain cuttingCPCに参加する。
  2. 外科病理については、指導医とともに標本の切り出しを行い、作成した組織標本を正しく診断し、次いで取り扱い規約に則したsurgicalreportを作成した後チェックを受ける。
  3. 術中迅速標本を指導医とともに観察し、すばやく診断をつける技術を身につける。
  4. 臓器のマクロ、ミクロの写真を撮り、病理カンファレンスではPCを用いたプレゼンテーションを行えるようにする。
  5. 免疫組織化学的診断法を学び、レポートする。
  6. 細胞診・電子顕微鏡の基礎を学ぶ。
  7. 臨床各科とのカンファレンスに出席する。
実績

これまでに当科から多数の研修医が育ち、全国の大学病院・大病院病理部で活躍しています。

取得できる資格、経験できる症例
死体解剖資格(2年目)、病理専門医(4年目)、細胞診/専門医の資格(5年目)が取得できます。病理解剖50体/年、外科病理検体数10000/年、細胞診検体数7000/年、迅速診断検体数600/年、免疫染色数、電子顕微鏡検体数40体/年であり、万遍なく多数の症例が経験できます。
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日本病理学会HP

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