川崎医科大学 病理学1

研究・倫理

大学院(分子細胞病理学)

研究場所:病理学1実験室(5階)
生理機能センター内実験室(7階)、
組織・培養センター(5階)、電子・顕微鏡センター(5階)、環境生態センター(8階)


研究内容
:現在は主にヒト疾患、特に中枢神経系やリンパ系組織およびその腫瘍におけるsphingosine-1-phosphate receptorの役割について研究しています。大学院生は、基本的な病理学的手法に加えて、組織培養、免疫組織化学、免疫電顕、ウエスタンブロット、real-time PCRなどの技術を使ってこの研究課題に取り組んでいます。特に細胞走化性などの培養細胞を用いた基礎的な細胞機能の測定〜パラフィン切片をもちいた臨床病理学的研究までの幅広い研究が可能です。臨床科からの派遣院生に関しても適正なテーマを設定し、各院生が最大限の能力が発揮できるような体制を整えています。

倫理委員会で承認された研究課題

川崎医科大学・同附属病院では、人を対象とした医学の研究における倫理的配慮等について、倫理委員会で厳密な審査が行われています。川崎医科大学付属病院において運用されている“手術・生検・細胞診で採取された病理材料の取り扱いと医学教育・研究使用に関する説明・同意書”および“病理解剖承諾書”によって包括同意(組織等を、将来、何らかの研究に利用することについての同意)をいただいた試料等については、提供者又は代諾者の方に対しその都度お断りをしてはおりませんが、倫理委員会での審査を経て研究に利用させていただく場合があります。この際、個人情報の漏出を匿名化によって防ぐよう十分配慮しております。
このページでは、提供者又は代諾者の方が、研究使用に同意された試料等がどのような研究に利用されたかの確認に役立つよう、倫理委員会にて承認された研究内容(病理学教室分のみ)を掲載させていただいております。これらの研究において、提供された試料等についての研究利用を拒否されたい場合には、すでにお渡し致しました同意撤回書にご記入頂き、川崎医科大学附属病院あるいは下記連絡先に郵送あるいはFAXしていただきますようお願いいたします。

承認番号1901  臨床研究−観察研究

【研究課題】 B細胞型リンパ腫におけるNF-κBシグナル伝達経路の活性化変異の解析

【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都


承認番号1915  臨床研究−観察研究
【研究課題】 赤芽球の増加をともなう造血器疾患におけるsphingosine kinase/sphingosine-1-phosphateシグナルの役割
【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都


承認番号1590  臨床研究−観察研究

【研究課題】 皮膚疾患におけるスフィンゴシン1-リン酸シグナルの役割と治療への応用

【研究代表者】 病理学1  教授 定平吉都


承認番号1568-1 臨床研究−観察研究

【研究課題】 リンパ造血器疾患の診断・治療へのスフィンゴシン-1リン酸シグナルの応用

【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都

承認番号722-2 臨床研究−観察研究

【研究課題】 悪性腫瘍におけるWRN,BLM,FANCD2およびTP53遺伝子の発現とその臨床病理学的意義の検討

【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都


川崎医科大学プロジェクト研究

課題番号 26-基-19
【研究課題】 S1PR1陽性HTV-1 感染細胞株のxenograftモデルにおけるFTY720の抗腫瘍 効果の検討
【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都

科学研究費補助金による研究

2014年度〜2016年度,基盤研究(C):
【研究課題】 血管肉腫におけるスフィンゴシン-1-リン酸受容体の発現と治療への応用
【研究代表者】 病理学1 教授 定平吉都

本研究では,血管肉腫細胞株における S1P/S1PRシグナルの細胞運動への影響およびSTAT3その他のシグナル伝達タンパクの活性化状態を免疫染色やreal time RT-PCR法を用いて定量化し,血管肉腫におけるそれぞれのS1PR発現の意義と治療応用を検討している。

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川崎医科大学病理学1
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