川崎医科大学 病理学1

病理学には、臨床と密接に結びついた診断病理学と病態解明のための実験病理学の二面があり、病理学の発展には両者が有機的に機能することが必要と考えられています。このことをふまえ、川崎医科大学病理学教室1は、、機構的に医科大学附属病院病院病理部と一体となっています。

教室の歴史

開学当時は2つの人体病理学教室(人体病理学1、中川教授 人体病理2、山下貫二教授)と1つの実験病理学教室(木本哲夫教授)が存在し、学部教育は3教室および岡山川崎病院(当時、川崎医大附属川崎病院 伊藤滋秀教授)で担当されており、病院病理部の運営は2つの人体病理学教室が共同で行なっていました。 その後、人体病理学教室と実験病理学教室は統合され、病理学教室(真鍋俊明教授)と副部門としての神経病理学教室(調輝男先生)となりました。2004年からは1教室・2教授の体制となり、2007年に新たに病理学2が開設され、病理学1・病理学22教室の体制となりました。2010年10月より岡山川崎病院病理部スタッフは病理学1へ組み入れられ、再び学部教育を担当することとなりました。

教室の目標・理念

  1. 教育に重点を置き、全人的な観点に立った医学教育を目指す。
  2. 診療においては正確で迅速な病理診断、電子カルテに対応した診断システムの構築など臨床各科から信頼される病理学教室・病院病理部を目指す。
  3. 先進医療をかかげる臨床各科の要望に応えられるような、診断および研究に均整のとれた人材を育てる。
  4. 倫理を尊守しつつ洗練された研究を行う。
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