21世紀は「脳の世紀」といわれています。医学の領域で最後に残されたフロンティアである脳の病気を対象とする神経内科学にとっても、これまでわからなかった病気の原因が解明され治療できるという時代の扉が開かれようとしています。
神経内科の魅力とは何でしょうか?
神経学はきわめて論理的で、自分の頭と手を使って多くの疾患を診断できます。その一方で、われわれの脳は不思議と驚きに満ちています。神経内科は先人たちの叡知を学びながら、自分で新たな発見ができる分野なのです。
われわれ神経内科医はまだ治療法のない神経難病の患者様と正面から向き合うことになります。その時には専門医としての知識や技術だけではなく、人間としての真の力量が問われるのです。患者様の葛藤や苦悩を受け止め共感できる感性と決してあきらめない粘り強さが求められます。神経内科は自らの人間性を磨き、人生の意味を学ぶことができる分野なのです。
私はこのように神経内科には医学と医療のすべてがあると信じています。いよいよ「治療の時代」を迎える今、いっしょに神経内科を学ぶ情熱をもった人材を求めています。興味のある方はぜひ気軽に連絡下さい。
一般内科の素養の上に神経内科専門医としてどのような神経疾患にも対応できるオールラウンドでかつ一流の臨床能力を身に付けることを第一の目標にかかげています。また多くの神経疾患が治療困難であるという現状に甘んじることなく、自ら新しい医療を開拓することを目指します。
研修に際しては、楽しくなければ本当の勉強ではありません。学問の悦びとはワクワク、ドキドキする驚きや興奮を味わうことです。教室員全員で感動と興奮を体験しながら神経学を学んでいきます。
対 象 | 研修医 (卒後2年目までの医師) |
研修期間 | 4週間ないしは8週間 |
研修内容 | 卒後臨床研修センター等の定めた初期研修目標を達成するべく、指導医(シニアレジデントあるいは講師)の指導のもと、病棟診療チームの一員として医療に従事する。 |
患者様・家族とよい信頼関係をつくる。言葉遣い態度に十分留意しつつ、十分な説明を行う。 指導医との連絡を緊密にする。 コメディカルスタッフとの良い協力関係をつくる。 時間厳守! 自己の健康管理も大切。担当医がカゼをひいて休むと、たちまち患者さんや同僚医師に迷惑が及ぶことを銘記。 担当医としての責任を自覚する。「自分が助けなくてはこの患者さんを助ける者はいない」という気概をもって欲しい (主治医はシニアレジデントあるいは指導医であるが、「自分が主治医だ」と思って望むことが大切である。)
1)回診
総回診 | 火曜日(8:45〜) |
新患回診 | 金曜日(16:00〜) |
一般神経内科部門モーニング回診 | 月・水・木・金・土曜日(8:30〜9:00) |
2)カンファレンス
電気生理カンファレンス | 月曜日(15:30〜)、火曜日(14:00〜) |
神経カンファレンス/神経 CPC(隔週) | 月曜日(16:30〜18:00) |
新患カンファレンス | 金曜日(8:30〜) |
画像カンファレンス | 木曜日(8:00〜8:30) |
症例検討会 | 火曜日(8:00〜) |
〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
川崎医科大学内 TEL:086-462-1111(代表)
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