2019/02/21　タウリン散98%「大正」について

大正製薬株式会社のタウリン散98%「大正」について、本日２月２１日（木）、厚生労働省より「ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作（MELAS）症候群における脳卒中様発作の抑制」に対する効能・効果および用法・用量追加に係る製造販売承認事項一部変更が承認されました。

川崎医科大学（神経内科学 砂田芳秀）等の研究グループが大正製薬株式会社の協力で行った医師主導治験により、既存薬「タウリン散98％『大正』」が、「MELAS における脳卒中様発作の抑制」に効果があることが確認され、2019年1月31日、厚生労働省 薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会において、適応追加の承認が了承されていました。

（注）日本ではこれまでミトコンドリア病に対して保険適用を取得している薬剤はなく、タウリンは初めての適用薬となります。ミトコンドリア病MELAS は、脳卒中様発作を繰り返しながら、運動・認知機能が低下していく、予後不良の慢性疾患です。タウリン大量投与療法は、MELAS 患者さんが長く待望していたもので、川崎医科大学が太田成男教授との共同研究で2002 年にタウリン大量投与を行ってから18 年が経過し、ここまで漕ぎ着けることができました。

ホームへ戻る