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研修概要

川崎医科大学附属病院は特定機能病院に認定されており、高度先進医療に力を注いでいます。当院麻酔科専門医研修プログラムは、日本麻酔科学会専門医制度および日本専門医機構専門医制度に準拠しており、麻酔科専門医取得に必要な症例数および研究業績を満たすことが可能です。

【初期研修】
 全員、上級医と共に全身麻酔症例を担当し、末梢静脈路確保、マスク換気、気管挿管、ラリンジアルマスク挿入といった基本的な手技の習得を目指しています。
 研修期間が長くなると、実施可能な手技も増えます。例えば、気管挿管における喉頭展開では、1か月の研修期間であればMcGRATHTM MACというビデオ喉頭鏡を用いますが、2か月以上の研修期間で上達具合によって通常のマッキントッシュ型喉頭鏡も使用できるようになります。この他、研修期間に応じて動脈ライン確保、中心静脈路確保、硬膜外カテーテル留置など実施可能な手技が増えると同時に、より難しい症例の麻酔管理も経験できます。
【後期研修】
 当院ではシニアレジデントとして6年間の後期研修を行うことができます。
 将来、麻酔科を専門にしたい人はもちろん、別の科に進みたいけど麻酔や集中治療を通して全身管理を身につけておきたい、総合臨床医に必要な周術期管理や痛みの緩和に関する知識・技術を身に着けたいといった人を受け入れています。大学病院として教育には特に力を入れており、症例については大手術から虫垂切除・ヘルニアや骨折など、万遍なく経験することができます。  当院の初期臨床研修プログラムでは最大11か月、麻酔科を選択することも可能であり、その期間も合わせることで最短1年1か月の麻酔科後期研修で麻酔科標榜医を取得することも可能です。  他科に進むことを前提として当科での後期研修を行う場合、後述の麻酔科専門医研修プログラムを取る必要はありません。

麻酔科専門医研修プログラム

麻酔科専門医研修プログラム

 岡山県内で独自のこのプログラムを有しているのは3病院であり、当院はそのうちの1つです。
 研修期間中、希望があれば国内留学によってさらに幅広い症例を経験することも可能です。

川崎医科大学麻酔科専門研修プログラム : 詳しくはこちら

カンファレンス

カンファレンス
朝のカンファレンス
毎日、麻酔症例とICU患者のカンファレンスを行っています。
原則、毎週水曜日には抄読会があります。
随時、症例検討会を開いて、情報共有に努めています。
ICUカンファレンス
毎日9時より、担当診療科の医師、看護師、臨床工学士などのパラメディカルスタッフも加わって開かれています。夕方にもウォーキングラウンドを行い、スタッフ間の意思疎通を図り、切れ目のない診療を心がけています。

勉強会

勉強会

2か月に1回のペースで数時間程度の勉強会を開いています。
外部講師を招いて行うこともあります。

今まで行ったテーマ
・ 末梢神経ブロック(ハンズオン)
・ 小児麻酔(座学)
・ 気道管理(DAM:difficult airway management)(ハンズオン)
・ 気管支鏡(ハンズオン)
・ 硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔(ハンズオン)
・ 中心静脈カテーテル(CVC:central venous catheter)(ハンズオン)

先輩研修医の声

働きやすい環境で、充実の研修体験を

シニアレジデント <臨床助教>河本 夕布子

 後期研修医2年目です。家庭の事情で岡山に来ることになり、ここで研修させていただいています。岡山に全く知り合いのいない状況で来ることになったため、始めは不安も多くありました。しかし、川大麻酔科はとても雰囲気が良く、すぐに溶け込むことができました。

 また、研修内容もとても充実しています。日々の臨床では、心臓外科麻酔、呼吸器外科麻酔、小児麻酔については強化月間を設けてくださっており、集中的に勉強することができます。また、2ヶ月に1回は専門医試験にも役立つ勉強会があり、若手麻酔科医にとってはとてもためになります。

また、学会発表などにも積極的にチャレンジさせてくださり、私も今回、欧州麻酔科学会(ESA)で発表させていただけることになりました。日々、とても刺激を受けながら研修できています。

経歴
▪︎平成26年3月  鳥取大学医学部医学科卒業
▪︎平成26年4月~ 平成28年3月 愛媛大学医学部附属病院 初期研修医(協力型)
▪︎平成28年4月~ 川崎医科大学附属病院 後期研修医
▪︎学会発表: 第35回日本臨床麻酔学会、中中国四国支部 第53回学術集会

アットホームな雰囲気の中で、キャリアアップ

大学院生池田 佳恵

 後期研修医3年目です。私は出身大学であることにくわえて、症例の豊富さ、医局の雰囲気の良さに惹かれて当院での研修を希望しました。当院では大学病院特有の専門的な症例も多いですが、虫垂炎などのcommon diseaseも多く、幅広い麻酔を経験することができます。もちろん専門医取得に必要な症例数は容易に取得することができます。唯一、帝王切開の症例数が少ないですが、連携のある研修施設で経験できるため問題ありません。最近では、当院で和痛分娩を始めており、産科麻酔の症例数も増えていく可能性があります。

 また、当科はアットホームな雰囲気で指導医との距離が近く、相談しやすい環境です。飲み会や医局旅行などイベントも多く、医局内にとどまらず、他科の先生方や初期研修医、看護師など多職種の方々との親睦を深めています。

 今年から大学院に進学することとなりました。入局同期は国内留学をするなど、各々の道を選択させて頂いています。このようにキャリアアップのための選択肢があるのも魅力です。

経歴
▪︎平成25年3月  川崎医科大学医学部医学科卒業
▪︎平成25年4月~ 平成27年3月 川崎医科大学附属川崎病院 初期研修医
▪︎平成27年4月~ 川崎医科大学附属病院 後期研修医
▪︎学会発表: 中国四国支部第53回学術集会、日本蘇生学会第34回大会

症例は多様多種。 毎日が新たなる経験

シニアレジデント <臨床助教>城戸 悦子

 麻酔科医として5年目になります。1日の始まりは、朝7時30分から行われる症例カンファレンスです。毎日新たに出会う症例は多種多様です。一例一例、術前診察・麻酔計画・準備・麻酔管理・術後診察を行っていく過程でたくさんの経験を得ることが出来ます。ハイリスク症例では、主科・麻酔科・看護師・臨床工学技士で合同カンファレンスを行い、意見を出し合って最善の方法がとれるよう検討しています。

 指導医の先生方はみなさんやさしく、困っているとすぐ相談に乗ってくれ、一緒に考えてくれます。また、外科系の先生方との垣根も低く相談しやすいところも魅力的です。担当の麻酔を行い、翌日の症例の術前準備、術後回診を終えるとあっという間に1日が終わってしまいます。

 話は変わりますが、現在1人目妊娠中です。妊娠がわかってから当直や担当症例を考慮していただき、とてもありがたく思っています。女性医師も多く、先輩ママ麻酔科医のアドバイスを頂きながら、家庭と仕事、今年は出産、来年は専門医取得に向け頑張っています。

経歴
▪︎平成23年3月  川崎医科大学卒業
▪︎平成23年4月~ 平成25年3月 川崎医科大学附属病院 初期研修医
▪︎平成25年4月~ 川崎医科大学附属病院 後期研修医
▪︎学会発表: 第33回臨床麻酔学会、中国・四国支部 第51回 学術集会
ESA 2015(欧州麻酔科学会)

ママさん麻酔科医として充実生活

講師山本 雅子

 2児(3歳と1歳のやんちゃな男の子)の母です。毎日が時間との戦いです。周りのスタッフのおかげでなんとか仕事・家事・育児にと奮闘しています。女性が多い職場で、結婚、出産後も働きやすいと思います(男性医師にはご迷惑をおかけしていますが・・・)。

 今は麻酔だけでなく、ペインクリニックも勉強しています。痛みについて、自科はもちろん他科とも連携しながら外来を中心に治療を行っています。当科では集中治療やペイン分野の知識も習得できるので、とても勉強になります。

経歴
▪︎平成17年3月 川崎医科大学卒業
▪︎平成17年4月~ 平成19年3月 川崎医科大学附属病院 初期研修医
▪︎平成19年4月~ 平成25年3月 川崎医科大学附属病院 後期研修医(シニアレジデント)
▪︎平成25年4月~ 平成29年3月 川崎医科大学附属病院 後期研修医(チーフレジデント)
▪︎平成29年4月~ 川崎医科大学 講師
▪︎平成26年 日本麻酔科学会麻酔科専門医取得

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