小児科は子どもの総合診療科
川崎医科大学 小児科学講座 教授
中野 貴司
子どもたちは、病気にかかってさえいなければ、明るく元気な毎日を過ごせるはずです。私たち小児科医は、子どもたちやご家族が困っている症状、心配されている事項に十分に耳を傾け、迅速で正確な診断と、適切な治療が行えるよう心がけています。専門性を高めることの重要性が増大した昨今ではありますが、小児科医は子どもの成長発達や健康のあらゆる問題に幅広く対処できる力を備えていることが大切です。そのような観点から、すべての小児科医は子どもの総合診療医であり続けたいと思います。地球の未来を担う子どもたちのサポートが少しでもできるよう、教室員一丸となって研鑽を重ねて参ります。
川崎医科大学小児科学教室の変遷
昭和48年 | 浜本英次教授により川崎医科大学小児科学教室が開設 |
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昭和50年 | 守田哲朗教授、梶谷喬教授(附属川崎病院 : 現、川崎医科大学総合医療センター)が就任 |
平成7年 | 片岡直樹教授が就任 |
平成14年 | 片岡直樹教授により小児科学第1講座が開設、新たに尾内一信教授が就任し小児科学第2講座が開設 |
平成18年 | 尾内一信教授が主任教授として就任 |
平成20年 | 第1講座、第2講座が統合 |
平成22年 | 寺田喜平教授、中野貴司教授(附属川崎病院 : 現、川崎医科大学総合医療センター)が就任 |
令和4年2月 | 中野貴司教授が主任教授として就任 |
令和4年4月 | 小児科学教室と新生児科が統合 |