はじめに ー教授ご挨拶ー

検査診断学教室という名称は、日本における臨床病理学分野の草分けであった故柴田進・元川崎医科大学学長の命名によるものです。

当教室では医科大学および併設の川崎医療福祉大学臨床検査学科の学生教育を担当しており、臨床検査医学の講義はもとより中央検査部における学生実習にとりわけ力を入れています。また病院業務としては中央検査部の管理運営を主導し、さまざまな診療支援を行っています。現教室員は主に臨床血液学をバックグラウンドにしていることから、本学血液内科学教室と協同して、血液疾患の基礎的ならびに臨床研究に力を注いでいます。

研究活動については別項で述べますが、川崎医科大学の教員に加えて川崎医療福祉大学の教員、中央検査部技師スタッフも検査学研究に関わっており、また他病院の検査技師など社会人の方で仕事の合間にちょっと研究をやってみようという方を、これまで客員研究員として受け入れてまいりました。

そもそも研究をするのに、論文を書くのに特別な肩書きは要りません。何より大切なのは『リサーチマインド~研究心』です。好奇心といってもよいでしょう。あなたの研究成果を世界に向けて発信してみませんか? 血液学に限らず広く細胞のことに興味をお持ちの方は、ぜひ下記までお問い合わせください。

大学院生につきましては本学出身者のみならず他大学出身の方も大歓迎です。とくに血液や腫瘍のこと、白血病や骨髄異形成症候群(MDS)に関心のある方は、ぜひご一報いただければ随時ご相談させていただきます。

ところで、去る2011年7月17~18日には川崎医療福祉大キャンパスを会場として第12回日本検査血液学会学術集会を担当、2018年10月11~13日には神戸国際会議場・同国際展示場において第50回日本臨床検査自動化学会(現・日本医療検査科学会)大会を担当、そして2019年11月21~24日には岡山コンベンションセンターを会場として第66回日本臨床検査医学会学術集会を担当させていただきました。参加者の皆さま、ご支援いただいた産業界ご一同、そして各学術集会を支えてくださった方々に、厚く御礼申し上げます。

お問い合わせ先

〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
川崎医科大学検査診断学(病態解析学)  通山(とおやま) 薫
TEL:086-462-1111(研究室内線25515, 通山PHS 44418)
FAX:086-462-1199
E-mail:ktohyama[a]med.kawasaki-m.ac.jp
(研究室は医大本館棟5階 5515室)