第5回 FIM講習会in倉敷「応用編」 / 質問と回答
FIM講習会質問

●【移乗】

質問

車いす・ベッド:起き上がりも評価対象となり、採点を単純に平均化し移乗動作寄りに評価すると解説ありましたが、基礎講習テキスト具体例では起き上がり全介助、乗り移り完全自立が3点となっています。具体例の場合、平均化すると4点となりそうなのですが、どのような判断になりますでしょうか?基本的には平均化し移乗寄りでよろしいですか?

答え

具体例は定型として捉えます。強いて計算するとすれば、起き上がり1点、乗り移り(傍に人がいるので)5点で、(1+5)÷2=3点です。基本的には主動作・副動作がある動作では、割り切れないときには主動作寄りの評価で良いと思います。

質問

移乗シャワー:2人介助は1点、1人介助は2点以上ですか?

答え

1人介助の場合は介助量・参加率で考えます。1人でも全介助(0~25%未満本人努力)であれば1点になります。

●【移動】

質問

移動についてです。主な移動手段で評価とありますが、退院後は歩行、病院にいる間は車椅子の場合は、車椅子で評価するということでよいでしょうか?

答え

「最も頻繁に行う移動手段」で評価します。退院時に最も頻繁に行っているのが車椅子で、歩行は訓練時のみ行うということであれば、車椅子で評価します。退院後、しばらくしてから歩行が主体となるという場合は、退院後の評価(生活期)では歩行での評価で良いと思います。

●【トイレ動作】

質問

トイレに行っている方でもオムツ交換も評価の対象ですか。そうなるとほとんどが1点になってしまうと思いました。

答え

令和2年のFIM検討会で、オムツの交換もトイレ動作とし、朝のオムツ交換も含めて、1日の中の全てのトイレ動作で採点する。低い方とするとなりました。

質問

ストーマ使用者は、パウチの便廃棄時、パウチを拭くこともトイレ動作に含まれますか?脱臼予防装具の着脱は、採点範囲ですか?

答え

ストーマ交換については、排便コントロールで評価します。脱臼予防装具については、排尿・排便時に装具を外さないと出来ない場合は採点対象になります。装具に介助が必要であっても、5点までしか下がりません。

質問

トイレ動作や更衣での、腋窩を軽く支えるは50%の介助かと思いましたが、75%でしょうか?

答え

87-89行目「看護師が腋窩を軽く持ち」、113-114行目「看護師が軽く腋窩を介助した状態で」文章の捉え方の問題と思っていただいてよいと思います。この度の症例は、良い状態では立位が保持できるという能力であったため、念のため腋窩を持っているととらえ、75%の採点としています。軽く支えている状態であれば、50%の介助です。

●【食事】

質問

注意障害などのため、オ-バーテーブルを使用し、別の場所で摂取している場合は、6点?5点?ですか?水分、お茶は採点外ですか?

答え

別の場所への移動は食事の採点範囲外と考えます。水分も同様です。

質問

食事動作の3倍の時間目安は、ありますか?

答え

特にありません。通常の速さを目安にしています。

●【排便コントロール】

質問

排便コントロールについて、失敗と失禁は別と考えていたのですが、オシメ内に排泄で減点されていたことは、失敗に含まれるのでしょうか?失禁と考えて加味していませんでした。

答え

失敗と考えます。

質問

オムツ内排便後、交換を依頼できなければ1点?今回の症例も1点ですか?排便管理 64行目で不快を訴えておられるので2点になるかと思いました。

答え

交換を明確に依頼できていないので3点です。

質問

排便管理について、講習会では3点といわれていましたが、『オムツ内に排泄後に交換依頼ができる』は2点と記載があります。低いほうをとると2点となるのかと思いましたがいかがでしょうか?

答え

交換依頼ができていないので3点です。