食事
質問
総義歯を使用するとFIM6点とのことですが、部分義歯の使用は何点でしょうか?
答え
部分義歯を毎日取り外して洗う必要があるものについては、総義歯と同様に補助具の扱いとします。
質問
胃瘻患者で3食経口摂取できているが水分だけでも胃瘻から介助で注入していれば1点でしょうか。
答え
胃瘻から介助していれば低いほうで採点するので1点になります。
質問
食事をとらず、経管栄養もせず、点滴やポートのみの場合は1点ですか?
答え
CVポートによる栄養管理も経管栄養に準じて採点し1点となります。
質問
入棟時に経口摂取をしていたが、退院時に経管栄養となった場合はどのように評価を行いますか?運動項目の移動と同じように歩行と車椅子どちらも点数をつけておくようにするのでしょうか?
答え
しているADLをそのまま評価してください。経口摂取や経管栄養で分けて評価する必要はありません。
清拭
質問
入院した当日にFIMを採点する時、入浴は病院ではまだしていない場合、清拭は1点で採点してよいのでしょうか?
答え
評価できない場合は1点となります。入院時FIMの原則は72時間です。評価できた時点で、点数を修正するのが良いと考えます。
更衣
質問
肌着と上着の点数が異なる場合は平均となりますか。それとも低い方をとりますか。
答え
全ての衣服に対しての介助量で総合的に計算します。
質問
緊急入院や独居、身寄りがいない等の社会的背景で、衣類を持ってきてもらえなく病衣を着ている場合。上半身、下半身の更衣は何点になるのか。
答え
社会的に受け入れられないと考えられる病衣であれば採点対象外となります。他の衣類の更衣を行っていなければ1点となります。
質問
弾性ストッキングをつけたまま(着脱しない)の場合、靴下の更衣は何点か。
答え
弾性ストッキングは装具と同じ扱いになり更衣の採点対象とはなりません。靴下を履いていないのであれば、靴下は採点対象から外して考えます。
質問
上衣は動作、下衣は物が評価対象基準であり、下衣の場合、4つ全てにわずかな介助がいると1点になってしまうのか?
答え
各項目での介助量で平均を算出します。
質問
病衣についての質問です。リハ場面では「社会的に受け入れられる衣服」の更衣が上衣・下衣共に自立の方の場合で、入院中の洗濯等の支援が家族などから得られないがためにレンタル病衣を着用されている場合も1点となってしまうのでしょうか。またこういう場合、退院後は確実に自立の方の場合でも入院時と退院時の点数変化が得られないということでしょうか。
答え
社会的に受け入れられない病衣は採点対象外です。しているADLを評価するので、下着や装具も含めた総合的な評価です。病衣しか着ていないのであれば、その評価となります。寝間着とガウンしか着ていなくて、自立している場合は2点と定められています。このような場合には入院時と退院時での点数変化が得られないこともあり得ます。
質問
かぶりシャツ、前開きシャツどちらも愛用されている場合は、その両方の平均を出せばよろしいのでしょうか?
答え
かぶりシャツを着る日と、前開きシャツを着る日がある場合は頻度の多い方で評価します。重ねて着ている場合には両方含めて全ての着脱についてどの程度自分で行っているかを平均して採点します。
質問
病衣の着用について、今回の研修会では”1点”としていましたが、他の研修会では”2点”と教わりました。どちらが正しいですか?
答え
病衣は採点の対象外となりますが、1日中病衣(寝間着、ガウンなど)しか着ておらず、脱着は自分で行う場合は、2点になります。
質問
入浴前後の着脱は特殊な状況としているが、具体的にどう特殊なので採点基準に含めないのでしょうか?
答え
定義上特殊な場所とされております。その場合しか更衣機会が無い場合にはその環境で評価しても良いとされています。
トイレ動作
質問
夜間紙おむつの場合は日中のトイレ動作で評価するのでしょうか。
答え
日中はトイレで排泄し夜間のみ紙おむつを使用している場合には、日内変動による低いほうの点数を採用します。
質問
ポータブルトイレ使用しており、お尻をふいたあとズボンの上げ下げはベッド上で横になって介助なしで行っている場合は6点でよいですか。
答え
ポータブルトイレを使用していること自体はトイレ動作の減点対象とはなりません。ベッド上であっても3要素が自立していれば7点となります。
質問
日中は、見守りなしでトイレで排泄するが、夜間はオムツで排泄される場合は、FIMの点数は何点になるのか。夜間はオムツで排泄なので考えなくていいのか。
答え
日内変動による低い点数のほうになります。オムツの交換に介助を要するかどうかも加味して採点します。夜間は依頼せずにオムツ交換であれば1点になります。
質問
トイレットペーパーの交換も準備に含まれますか?
答え
含まれません。
質問
ズボンの引き上げのみに介助が必要であるが、途中までは引き上げることができる場合、介助は33%以下と判断しても大丈夫でしょうか?
答え
介助の程度によってそのように判断してもよいです。
排泄コントロール
質問
ストマでの便破棄は自立、交換は介助。何点になるのか
答え
ストマは補助具の使用となるための交換が自立していれば、修正自立の6点。交換を依頼できるかで点数が変わり、依頼できる場合には最大介助の2点、依頼できない場合には全介助の1点となります。
質問
オムツの使用について、「5点:排尿後に捨ててもらう」と「2点:排尿後に交換依頼ができる」の違いが分からない。捨ててもらうことと交換依頼の違いは?依頼をする=捨ててもらうことなのでは?
答え
「排尿後に捨ててもらう」は、オムツを自分で交換できているので5点。「排尿後に交換依頼ができる」は、オムツの取り替えを介助してもらうので2点となります。
質問
オムツには尿取りパッドは含まれないか?
答え
リハビリパンツ、尿取りパッドもオムツと同様の扱いと判断されます。
質問
病室の洗面所は共有のため歯ブラシなどを置くことができないため、毎回整容時にはスタッフが持ち運びをする場合は準備として5点になるのか。おいておくことができる環境の場合は自分でできているので7点でもよいのでしょうか。
答え
整容に必要な道具を持ってきてもらうと、介助者による準備が必要と判断され、採点範囲に含まれます。準備の介助が不要な場所で自立していれば7点となります。
質問
失敗がない人でリハビリパンツを使用していれば排尿管理は6点だが、同様に排便管理も6店になるのか。それとも失敗なしで7点にしてもよいのでしょうか。
答え
失敗していなくても、紙オムツやリハビリパンツを使用している場合は補助具の使用とみなされ6点となります。
質問
トイレの分業図で排泄管理の中に後始末という項目がありましたが、排泄後に流さずにそのままにした場合は減点対象となるのでしょうか。
答え
排尿管理では、紙おむつを捨てることは後始末に含まれますが、後始末の中に流す行為は含まれません。
質問
13回研修会で心不全患者に対する、利尿剤を用いての排尿コントロールはFIM6点との事ですが、他の研修で心不全患者に対する利尿剤使用はFIM7点で減点されないと聞いたのですが、どちらが正しいのか教えて頂きたいです。
答え
高血圧や心不全に投与される利尿剤の使用は減点の対象となりません。
質問
テキスト38ページ左下の例題で夜間ポータブルトイレ使用が5点はなぜか?ポータブルトイレは7点or6点では?
答え
ポータブルトイレを自分で準備していれば減点はありませんが、ポータブルトイレを準備してもらう場合や、溜まった尿を捨てる・交換する事を準備と評価し5点となります。
質問
排尿コントロールで本人がオムツ交換時間を理解しており、それまでに何回か排尿をしているが交換時間に処理してもらえることを知っているため、連絡もないという場合があります。その場合も1点となるでしょうか。
答え
本人が失敗を減らす手伝いをしておらず、毎回失敗しているのであれば1点となります。理解の有無ではなく、依頼の有無で判断します。
質問
FIMの基本的な採点方法では投薬の場合6点が基準となっているが、排泄コントロールの場面で、座薬使用時は自身で行なっており月2回以内であれば7点となるのは何故なのか?
答え
FIMの特別ルールで座薬使用の場合、月2回以下なら7点、2回以上なら6点となります。
移乗
質問
過去の質問(第12回FIM講習会㏌倉敷)で「ポータブルトイレを使用するのみの場合は7点に改訂された」となっているが、いつされたのか。
答え
改定は、2020年です。
テキストは2020年の改定後の修正忘れです。申し訳ありません。しかし、ポータブルトイレの手すりを使用した場合は修正自立の6点になります。
質問
時期や気分により、浴槽へ入るか入らないか変化する方は、浴槽移乗とシャワーチェアへの移乗のどちらかで評価するのか、教えて頂きたいです。
答え
浴槽使用する日とシャワーチェアを使用する日で異なる場合は、頻度が高い方で採点することが原則ですが、使用する日の頻度が同程度の場合は低い方の点数で評価します。
質問
病院内での生活では、日頃から車椅子をベッド横のすぐに移乗ができる位置に車椅子をセッティングしておきます。準備にあたる「車椅子の位置を整える」とは、どのような程度を想定するのでしょうか?
答え
移乗の直前に車いすの向きを変える事や、フットプレートの上げ下げ、点滴スタンドなどを事前に動かし、移乗をしやすくする介助が準備となる。
質問
浴槽移乗に関して浴室内の移動は評価項目には入りますか。車椅子とシャワー椅子とを取り替えを介助者が行なった場合は点数がどのようになりますか。
答え
浴槽内移動は移乗項目に含まれません。車椅子からシャワーチェアに移乗する際に、立ち上がり動作や座る動作は自立しており、車椅子とシャワーチェアの入れ換えのみを介助する場合は、最小介助の4点と採点します。
質問
退院後、浴槽移乗することが見込まれている患者だが、気分や季節により入院中はシャワー浴を選択している場合にはどちらで評価をすればよいのでしょうか。
答え
FIMは「しているADL」で評価しますので、シャワー浴での介助量の評価をします。
質問
移乗や移動動作が手すりや歩行器を用いて自立してできているが、病棟でルート管理が必要なため、安全管理のために見守りで行っている場合は5点になりますか?
答え
見守りの場合は監視となり5点です。
質問
現在病院で使用しているお風呂が自動開閉式でまたぎ動作をおこなわないものなのですが、介助をする場合は臀部からすわり、足を上げる介助をするかしないかで副動作は行わない状況です。その場合も両足を介助するなら3点という解釈でよいでしょうか。
答え
副動作を行わなければ主動作のみで採点します。片足介助であれば4点、両足介助であれば3点となります。
質問
方向転換には介助が必要ないが、臀部の引き上げに中等度以上の介助が必要な場合は、3点以下となりますか?
答え
軽く引き上げるのが3点でありしっかり持ち上げる介助が必要であれば2点以下になります 体重が違っても介助量で評価します。
質問
ベッドや車椅子の高さなどの規定はありますか?
低床のベッドしかなく、介助量が大きくなる場合は、普通の高さのベッドで評価した方が良いのでしょうか?
答え
現在の状態を「しているADL」として日常行われている環境で評価します。ベッドの高さなどの要因により介助量が増える場合もそのまま評価します。
移動
質問
室内移動が自立している場合は5点とのことだが、その後、生活内で15m以上の移動も行いだし、その時に介助がいると点数が4点以下に下がるのでしょうか?
答え
屋内移動の特例で15mが自立している場合は、屋内移動の5点が優先され、5点と採点します。監視の場合には、屋内移動の特例は優先されません。
質問
病棟内歩行器自立、リハビリ室へ出棟の際は付き添いの場合は5点と採点でよいのか。
答え
病棟内での歩行器歩行が50m以上可能な場合は、修正自立の6点と採点します。基本的には「最も頻回に行う移動手段」で判断します。
質問
15m特例について詳細を知りたいです。冒頭にて「後ほど説明する」とおっしゃってたような気がしますが...
答え
50m以上の移動を介助されていても、15m以上が自立あるいは修正自立の場合5点と採点する屋内移動の特例があります。
質問
階段について12~14段は持久性や転倒のリスクがあり評価できないが、4~6段は臀部引き上げる程度の介助で実施できる場合は3点と採点してよろしいでしょうか?それとも、2点の採点になりますでしょうか?
答え
階段はできるADLで評価するので、できる範囲で評価します。4~6段で自立すれば5点の評価でそれ以下は2点か、1点の採点になります。この場合は2点となります。
質問
歩行評価は平地で行うとあります。屋外に平地という場面はほとんどない状況で、屋内は自立、屋外では不整地のため自力での50m歩行叶わず介助を用するという症例の評価判断をお聞かせ下さい。
答え
最も頻繁に行う移動手段で評価するので、この場合には屋内での評価でよいと思います。
質問
天気や気温への配慮も、安全性への配慮に含まれますか?
答え
入りません。
質問
階段1段の高さは多少の違いは最短に関係ないとありますが、多少の違いとはどの程度でしょうか?
答え
蹴上げの高さ、踏み面の幅、階段の幅について規定はありません。少々の段差の違いは問わないと定義されています。通常使用している階段で評価してください。
質問
歩行能力は見守りですが、予期せぬ転倒に対処するために、必ず手は添えるようにしています。そのような場合でも4点となるのでしょうか?
答え
安全の配慮であっても介助者に手を触れている場合は4点となります。
理解・表出
質問
理解されている感じはするが、性格や気分的な問題で反応を示してもらえない方に対しての判断はどうしたら良いか?
答え
理解できていれば、その後の判断の内容は「理解」の項目では問わないことになっています。
社会的交流
質問
迷惑行動に、パーソナリティによるものを含む場合、例えば易怒性がある、ゲームなどが嫌いなどといったことや、セラピストとの関係悪化のための訓練拒否があった場合でも減点対象となるか。
答え
社会的交流の項目は、周囲に迷惑をかけているかで判断します。それぞれの事項に対して、周囲が迷惑と感じているかどうかで判断して下さい。
質問
重度の方(寝たきりレベル)の方の場合、迷惑や不快感は周りに与えないものの、自分の言動が相手に与える影響は理解していない。どのように採点したら良いか?
答え
他者に対して迷惑をかける行為と頻度を評価します。言動が他者に不安や迷惑を感じない物であれば減点の対象となりません。
質問
せん妄により認知機能項目全般に変動がある場合、低い点数を採点するのか。
答え
その通りです。夜間せん妄のための迷惑行為も減点対象となります。
質問
迷惑行為はなく自分から交流することはないが、他者から話しかけられれば半分程度は笑顔を返す患者様は3点で良いでしょうか。
答え
迷惑行為がない場合は減点されません。他者から話しかけられて、笑顔を返さないことは、迷惑行動に含まれないと考えます。
問題解決
質問
夜間せん妄があり、日中は問題ないが夜になると困難になる場合は低い方に合わせて1点なのか頻度で考えて50%は可能で3点なのかどうなのでしょうか?
答え
問題解決の採点は、解決すべき課題のうち解決できている内容が何%であるかで判断して下さい。社会的交流の採点の場合は、夜間せん妄のため毎日迷惑行動がある場合は、1点となります。
質問
テキストp51の3つ目のスライドで、問題解決の例がありますが、記入欄で点数を記入する枠がありますが、記入が追いつきませんでした。何点と記入するのか教えてほしいです。( 出来ている頻度で点数を算出 ○点 )
答え
出来ている頻度で点数を採点 1~5点です。
質問
体幹抑制時、または四肢の抑制をされている場合、問題解決の評価に直接影響しますか?抑制されている問題行動の頻度で評価するべきですか?
答え
医療者を呼ぶ為にナースコールを押す必要があるが、抑制により使用できない場合に声を出して呼ぶなどの方法で問題解決している場合には影響します。
質問
歩行困難で覚醒レベルにも波があるが、介助者次第では立位を取り移乗時のステップも可能でトイレでの排泄可能であるため、覚醒時トイレを要望する患者に対しての判断をお聞かせ下さい。普段病棟にいる看護師では移乗介助技術不足やマンパワーの不足、体格差により対応できず、説明しオムツを着用しておりますが、患者としてはトイレでの排泄を希望しており、連れて行って欲しい旨を呼びかけても、病棟スタッフが対応してくれず、次第に興奮し叫び起き上がってしまうため、病棟では危険行動と判断して抑制をかけられてしまった場合。これは現場の対応の問題もあるとは思われるが、患者の問題解決能力の評価としてはどう判断すれば良いか?
答え
問題解決として評価する場合には、トイレでの排泄ができない事の説明を受けていても、依頼している場合には、日常生活の問題を解決できていない為減点の対象となります。
記憶
質問
評価の3項目について、出来る程度が異なる場合、それぞれの程度の平均で点数をつけるのか?
答え
それぞれの項目をどの程度できるかを平均で評価します。
質問
記憶の評価は3つの課題を用いて行うとありますが、このような聞き方・やり方が良いなど定型的な評価方法はありますか?
答え
FIMでは特定の質問を投げかけるのではなく、日常の様子で評価することになっています。決まった方法はありません。
その他
質問
階段の評価に関してです。例えば施設に6段までの階段しかない場合、限度は5点までなのか、それとも2回連続で実施することで12段以上と解釈して評価して良いのか?
答え
階段に関してはできるADLでの評価が容認されているので、この場合は2回連続で昇降して評価すればよいと思います。
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