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女性医師のキャリア支援

女性医師の皆さんが生き生きと活躍できるように応援しています。

壁にぶつかっても、キャリアをあきらめず模索しましょう。
あなたの皮膚科医としての可能性を最大限に引き出します。

女性医師の皆さん、子育てをしながら皮膚科医としてのキャリアを積みあげるためには、本人の意志+家族(夫)の理解+子どもの状況の3点がそろうことが最低限の要件です。逆にいえば、この3つさえ揃っていれば、あとはなんとかなると思って良いです。正直申し上げて、医師としてキャリアを積み上げることは大変辛いことです。しかし、医師としての仕事は、とてもやりがいのある、困難を乗り越える価値のある大切なものです。一人ではとても乗り越えられないと思えても、同じような境遇で志を高く持っている先輩や後輩に囲まれているとなんとなくできてしまうものです。そんな仲間が皮膚科には沢山います。是非ネットワークしましょう。

みなさんは、どんな皮膚科医になりたいですか?皮膚科医として一人前になるのに、皮膚科専門医は目標の一つです。専門医を取得したら、次はサブスペシャリティ(専門領域)を持ち、生涯皮膚科医として楽しみとやりがいを感じながら生き生きと働けたらいいですね。そのためには、明確な地図(夢・キャリアプラン)を持つこと、相談にのってくれるメンターを得ること、コツコツと努力を続け、成果を出すことです。女性医師の皆さん、どんなに大変でも、立ち止まらずゆっくりでも良いので歩き続けましょう。

また、子育て以外にも、女性の人生には様々な波があります。波で揺れるのは当たり前です。気持ちが下がったり、体力的の限界など、女性らしい弱点は誰もが抱えているものです。私は、無理に男性化したり女性らしさを消すのではなくて、弱点はその人が人間として持つ特徴の一つと捉え、他の良さを生かしながら、弱点をカバーして働くのが良いかなと思っています。

困った時に、壁にぶつかったときには、自分が主体となって問題を解決するという姿勢が実は最も必要です。健気にがんばっているから、応援してもらえるのですね。日本の皮膚科学教室の中には、医局の一角にキッズルーム(!)を作っている教室もあるのです。環境が整っていないと諦めてしまうのではなく、なかったら自分達で工夫して作ってしまう、そして壁を乗り越える、そんな姿勢が働きやすい職場環境づくりに大切なのではないでしょうか。

(青山 裕美)

女子育て中のサポート体制が充実しています。

私は、第一子が9か月、第二子が5か月のときに復職しました。ここ岡山県でも特に岡山市、倉敷市は待機児童が問題となっており、復職のタイミングは保育園次第、というところが大きかったです。2回とも、まずは倉敷市の認可保育園を探しましたが、入園できませんでした。そこで、2回とも、子供たちを附属病院の敷地内にある院内託児所に預けることにしました。小規模の保育園ですが、のんびり温かい雰囲気で保育して下さり、近くにいる安心感もありました。また、他大学出身の私にとっては保育園で、同じ附属病院で働く他の保護者の方とのつながりが作れたことも大きな収穫でした。院内保育とは別に、病児保育室もあり、急な体調不良があっても預かってもらうことができ、とても助かっています。他にも、子供が小さいうちは時短勤務ができたり、当直業務を免除して頂いたり、制度の面でもとても充実していると感じています。

本人の意志、家族(夫)の理解、子どもの状況の3つが揃うことが働くためには必要ですが、ここ川崎医大皮膚科では、この3つに加えて、医局の先生方が状況を理解し、快くサポートして下さることがとても有難いです。

復職するまでは、子供と離れることにさみしさや不安がありましたが、今は、仕事をすることで自分の時間ができ、メリハリある充実した日々を送ることができています。

(淺沼 由美子)